KODALINE、SUMMER SONIC Extra 最後の単独公演をSpotify O-EASTで見た|別れを惜しむように名曲が響いた東京公演

2026年、解散を発表したアイルランドのロックバンド、KODALINE(コーダライン)。
サマーソニック2026の初日マウンテンステージでは彼らのこれまでの道筋を感じられる
ヒット曲満載のオールザベストのセットで、フェスらしい多幸感満載なロックナンバーや涙なしに見られないロマンチックバラード、そしてAll I Wantといった不朽のアンセム。これらが詰まったライブでヘッドライナー・The STROKESを超える勢いでサマソニ2026ベストアクトはKODALINEだった。*それもサマソニ来日が決まって本格的に聴き始めたのは最近なのに!!
彼らの最後の単独来日公演を観てきた。悲しいお別れのfarewell partyではなく、新たな旅たちへの祝祭だったように感じる。そして新譜がリリースされた来年また帰ってくる。。そんな予感すら感じたライブであった。
SUMMER SONIC EXTRA KODALINE、最後の単独公演へ

今回のライブは、これまで何度も日本を訪れてきたKODALINEにとって特別な一夜。
解散を知ったうえで観るライブだからこそ、一曲一曲の歌詞やメロディーがいつも以上に胸に残った。
エド・シーランやブルーノ・マーズのようなロマンチックなバラードやポップソング、デビュー中期のCOLD PLAYを感じさせるピアノロック
COLD PLAYのような派手な演出で押し切るのではなく、歌、ピアノ、ギター、そして観客の声で空間を作っていく。「楽曲の強さ」「ライブアレンジの良さ」を感じさせるライブバンドとしてのKODALINEの魅力を感じさせる素晴らしいパフォーマンスであった。
「Wherever You Are」から始まった最後の夜
序盤のセットこそサマソニと同じ展開であったが、冒頭から畳み掛けるステージだった。
オープナー「Wherever You Are」からスタート。続く「Brand New Day」「Ready」と、序盤から彼ららしい開放感と多幸感が溢れるライブ向けの楽曲が並んでいく。
KODALINE SUMMER SONIC Extraのセット。中盤はKODALINEらしい名曲の連続、そして新曲披露も
サマソニでは披露がなかった「Sometimes」に続いて披露されたのが代表曲のひとつ、「High Hopes」。
静かに始まりながら徐々に感情が膨らんでいく展開は、ライブだからこそさらにドラマチックに感じられ、コールアンドレスポンスはもちろん周囲には嗚咽をするほど涙を流しているファンも見受けられた。
友人や自身のワイフに送ったウェディングソングコーナー、「The One」「Without You」「Moving On」の流れが続く中盤も素晴らしい。
新作からの新曲「Without You」はサマソニでの披露がなかったので、というか新曲の披露がなかったので楽曲の存在感が際立っていた。改めて思ったのが、別れや人生の変化を描いてきた彼らの楽曲は、今回の“最後の公演”という状況と不思議なほど重なっていた。
そして本編最後は「Love Will Set You Free」。
別れを悲しむだけではなく、その先へ進んでいくような楽曲を本編ラストに持ってきたことも、彼ららしかった。
アンコール最後は涙が溢れ出す「All I Want」

サマソニのステージではなかったアンコールでは「Everything Works Out in the End」、そして最後に不朽のアンセム「All I Want」。
KODALINEを世界へ広げた代表曲であり、多くの人にとって彼らとの出会いになった一曲だろう。最後の単独公演を締めくくる曲として、これ以上ない選曲だったが。
一点気になるのが、先行リリースとなった新曲の存在感が薄いこと。
アルバム自体はまだリリースされていないものの新曲は既に3曲公開されている。それにも関わらず単独公演でのみの演奏で一曲のみの披露だった。
これは、新譜リリース後また改めて来日があることへの伏線なのか、
また来年また会おうというMCもあったそうで、これで最後だとは思いたくない。
そう思わせるくらいいいライブだった。
KODALINE 最後の単独公演 セットリスト
- Wherever You Are
- Brand New Day
- Ready
- Brother
- Big Bad World / Talk / Perfect World
- Sometimes
- High Hopes
- The One
- Without You
- Moving On
- The Answer
- Love Like This
- One Day
- Way Back When
- Love Will Set You Free
Encore - Everything Works Out in the End
- All I Want
「最後」ではない、KODALINEの音楽は残り続ける

今回のライブを観て感じたのは、KODALINEはやはり大合唱できるロックバンドであると同時に、人の人生に静かに寄り添ってきたバンドだったということだ。
「High Hopes」「Without You」「All I Want」など、人生のさまざまな場面と結びついている楽曲が本当に多い。
バンドとしての活動が終わったとしても、これらの曲が聴かれなくなることはないだろう。
最後だからこそ寂しい。
それでも最後までKODALINEらしい温かさに包まれた、忘れられない単独公演だった。



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