アマゾンプライム・映画『Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate』をみた

アマゾンプライムビデオ coldplay music of the spheres live at river plate

music of the spheres

coldplay Live at River Plate

映画『Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate』

アマゾンプライム限定映画 『Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate』

 

地球を飛び越えたユニバース級のスペクタクルエンターテインメントショーを見た

タイムズ紙が「史上最高のライブ・ミュージックショー」と大絶賛、
昨年度の来日公演においても、東京ドームを満員にし2日間完全SoldOutになった。
Coldplay『Music Of The Spheres』 Argentina・River Plate|アルゼンチンリバープレートのショーが
アカデミー受賞監督であるダグデール監督の手により
リミックス/リマスターされコンサートフィルムとしてAmazonプライム限定でなんと無料視聴可!!
*去年のちょうどこの時期に、国内の映画館で本フィルムが上映されていたのだが
THE1975の来日公演の追っかけとそろそろ来日公演あるんじゃないのか!?という予感が働きスルー。

楽しみすぎて先延ばしにしていた本コンサートフィルムだが、
2024年GW締めくくりの最後の晩餐のイベントとして視聴したので
本コンサートフィルムとして見るべきポイントを紹介!!!
個人的には、今までのコンサートフィルムとして歴代1位の出来なので一般発売を切望!!
映画 コールドプレイ ミュージック オブスフィアーズ

アマゾンプライム・映画『Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate』の見所

見所1 日本公演とは違うセトリ

前置きが長くなってしまったがアルゼンチン・リバープレートでのショーは
本ツアーのテーマである『Music of spheres』の収録楽曲に
ハイライトをあてたセットリストになっており
日本公演では歌われなかった楽曲の披露があった。

具体的には、
人類に尊厳を語りかける壮大なインタールードを挟んで
繰り出されるアップテンポナンバー『HumanKind』であったり
デュエットバラード枠として
『Let Somebody Go』の披露があり
オリジナルはセリーナ・ゴメスを客演として起用しているが、
本ライブでは前座を努めていた『HER』を迎えてデュエット
セリーナ・ゴメスにも引けをとらないHERの歌唱力も流石だが、
それ以上に彼女のエモーショナルなギターソロが一際輝いていた。

また、日本公演ではなかったサプライズとして地球の反対側からのBTSJINを招いて“The Astronaut”をお披露目
“The Astronaut”=宇宙飛行士!まさしく
本ツアーのコンセプトに沿う選曲ではあるが
個人的には『The Astronaut』『My Universe』・『A SKY OF FULL OF STARS』の流れで
披露されたら意味合いや流れも含めてさらに良かったなと思ってしまう。
JINの出演シーンは、とんでもない盛り上がりを魅せていたのでまぁ、仕方ないであろう
*会場内ではBTSのうちわを持っていたのがJIN出演の布石になっていたようだ
そしてこれらの楽曲が本コンサートフィルムの中でも重要なシーンとして扱われているので
日本公演を楽しんだ方は、日本公演の比較としても楽しめるフィルムになっている
*逆に、River Plate公演ではやってなくて、日本公演でやった曲もあるよ!!
DJPLUM | コールドプレイ レビュー

見所2:生とは違った没入感!!地球を飛び越えたユニバーサル規模のスペクタクルショーを体験!

ライブビュービューイングやコンサートフィルムには、生でライブを見るのとは違った面白みがある
それは、視覚的演出の追加であったりマスタリングによってEQの調整などの聴覚的な補正があるので
場合によっては、生よりいいものが出来てしまうのだ。
そんなわけでコンサートフィルムは、
コールドプレイのようなエンターテインメントショーにおいて相性は抜群だ。
だって、ライブショーにおけるコールドプレイほどのエンターテイナーはいないのだから。
楽曲にあわせて光るLEDバンド、紙吹雪、惑星を型どったバルーン、
色鮮やかなVJ、ステージ上で吹き上がる火炎、そして花火
まるで『シルク・ドゥ・ソレイユ』のようなサーカスショーにでもきているような
視覚的にも圧巻のパフォーマンスであったが
前回の『A Head of Full of Dreams』のツアーでも使われた楽曲にあわせて光るLEDバンドが
今回のライブにおいてもエモーショナルな空間作りと盛り上がりに大きな寄与をもたらした!!
例えば、代表曲のひとつである「イエロー」においては
クリスによるアコギにあわせて、1・2・3の掛け声と同時に爆発的な盛り上がりを魅せるのだが
LEDリストバンドが楽曲に合わせて黄色く光り、アリーナをイエロー1色に埋め尽くす光景は壮観だった。
また、ドローンの視点になったつもりでアリーナを埋め尽くすLEDのライトに目掛けて動くシーンが
非常にサイケデリックであり神秘的で没入感と高揚感を仰ぐのであった。
最後に、聴覚的効果としての施されたマスタリングは、低位域が非常に拾いやすく仕上げて頂いたというのもあり
東京ドームでの公演と比べて
バンド内イケメンフェイスでベース担当のガイのベースリフがより楽しめた点がよかった点として挙げられる。

見所3:ユニバース規模のコンセプト!!地球を飛びこえた宇宙への旅の終着点は我が家。

本ツアーのコンセプトは、“PLANETS”・“MOONS”・“STARS”“HOME”という
4つのセクションに分けられており、
地球を飛び越え・宇宙へ飛び出す本ツアーはまさに『Music Of The Spheres』
エンターテインメント性だけではなく、ツアーのコンセプトもユニバース規模であった。
例えば、第1章『PLANETS』では
惑星へ飛び出す様子を描かれておりオープニングインタルードとして
あの『ET』のテーマ曲を起用することで宇宙への旅への高揚感を極限まで高め
クリス3,2,1の掛け声とともに放たれる『Hight Power』
アリーナの天井を突き破りそうな
歓喜と熱狂で会場を包むことで宇宙へ旅立つ様子を描き、
更にその熱気へ畳み掛けるように『Adventure of Lifetime』を披露
きらめくようなギターリフが鳴り響く中で放たれるバルーンは、
まるで惑星へ飛び立つ様子を物語っているようであった。
無事、惑星へ着陸し未開拓の地で神秘的な出会いの感情を表した
『Paradise』では幻想的な空間を描くのだが
VJの演出はもちろんクリスマーティンの煽り方を含めてただただ素晴らしかった
。
次に、愛を問う第2幕“MOONS”では、
エモーショナルなパートとして些細なことが取り返しのつかない
悲劇を生みだし時を戻したいと強く願うThe Scientistの流れを引き継ぐ形でスタート
実際にThe Scientistで繰り出されたパフォーマンスを逆再生、
時を巻き戻し繰り出される『viva la vida』は本当に感動的な流れであった

壮大な宇宙を眼の前にフリーダム(自由)を問う第3幕“STARS”では
「Human Heart」からスタート、
ステージに登場したパペットともにデュエットするクリス、
2つの声が重なるうっとりとした時間が流れ、
LEDリストバンドは赤く染まり、またアリーナ天井には赤いハートが投影され
非常にエモーショナルな空間が作り出されたが
エモーショナルムードをぶった斬るように繰り出されたのが「People of Pride」でだった。
ステージ上で燃え上がる炎の吹上をバックに
ディストーションギターとドラムの強烈なビート、そんな勇壮なサウンドの中には
リリックの中に『誇り高く立ち上がれ』と激励を込めたメーセージ性が強い楽曲
この「Human Heart」→「People of Pride」がほんとに素晴らしく
また、この流れの背景には『LGBTQ』が関係があり、
同性愛への自由をコールドプレイらしい形で表現している。

そして、第4幕最終パートである“HOME”では、
我が家に戻ってきた=原点に戻るという形で
メジャーデビューアルバム『Parachutes』より『Sparks』を披露
ここでは名ギターリストJやドラマーのチャンピオンによる貴重な歌唱パートがあったり
バンド内での些細なコミュニケーションが繰り広げれバンドにとってのHOMEが
まさにコールドプレイとして演奏を続けることなんだと読み取れる非常に重要なシーンであった。
そしてラストスパートへ向けて、我が家の大事さを伝える『FIX YOU』
コロナという閉ざされた空間の中で、地球の反対側人間と出会い(BTS)
その文化を受け入れることの大事さを伝える『The Astronaut』
BELIEVE IN LOVE 愛こそすべてという壮大なメッセージを込めた『Biutyful』という
どこまでもピースフルでどこまでも愛に包まれた流れで
ユニバース規模のエンターテインメントショーの幕を閉じた。

アーティストによる嫌悪であったり怒りの表現は様々であるが
愛という形で我々に問いかけ世界平和と人間の尊厳を問う表現方法を選んだ
Coldplayは、まさにユニバース規模のバンドへと成長したのであった。
コールドプレイ ライブ コンサート映画

■関連記事

参照元
『Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate』・視聴ページ
エイベックス・ピクチャーズ・コールドプレイ・オフィシャルサイト

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました