アリアナ・グランデ、エターナル・サンシャインを聴いた

COLUMN

ariana grande eternal-sunshine

【感想】アリアナ・グランデ|エターナル・サンシャインを聴いた

アリアナ・グランデ エターナル・サンシャイン

ディーバは傷つき成長する

ジム・キャリーの映画エターナル・サンシャインをリファレンスにアリアナらしい形で元旦那であったり、距離が近すぎたファンへ適切な距離感を保つためにお別れを告げる約4年ぶりの新譜インタルードを挟み、始まりの挨拶とは正反対の表現として別れを告げることから物語がスタートする。ゴスペル調でバックのコーラスとの絡みが素晴らしい『true story』『ブランディー』『モニカ』の名曲を現代風・モダンテイストに新解釈するかのように見事に歌い上げる『boy is mine』
*ブランディーとモニカの同名楽曲であり名曲として愛される『boy is mine』について
アリアナはどこかしらのインタビューでこう語っている。『boy is mine』は大好き楽曲なのでいつかあの曲を何らかの形で再構築したいとずっと思っていた」と答え、
時代を越えて愛される楽曲として大先輩たちへ敬意を表している。

そして、本作のリードシングルである『yes and?』と次のトラックとして収録されている
『we can’t be friends(wait for your love)』
と、アリアナが得意とするハウステイストの楽曲が並んでおり本作における一番の見せ場である。アリアナの透明感のある歌唱力とハウスの相性の良さは、レディーガガとの共演作である『rain on me』を筆頭に
、自身のアルバムでは『Sweetener』での『No Tears Left To Cry』『Dangerous Woman』 に収録されている『Be Alright』などのナンバーで証明済みではあったが、本作を通じて確信に変わった。
*DJ目線として語ると、アリアナの歌唱力とハウスのビートは非常に相性が良く、都内の大箱では、
アリアナのhouse remixが、使われない日がないほど今日に至るまで多くのDJに愛されている

ハウスゾーンを超えたあとの安らぎの場として添えられている『i wish i hated you』『imperfect for you』などの楽曲も捨て曲ではなく、いうならばコースメニューの中での味変、ラストに控えているお口直しの紅茶とデザートのように安らぎを得られる曲順となっている。
ariana grande eternal-sunshine | アリアナ・グランデ エターナル・サンシャイン

最後になるが、アリアナのロールモデルでありながら心の女王として敬愛する『マライアキャリー』そんな『マライア』のキャリアを辿るよう自身のやりたいことをガンガン挑戦していくスタイルから彼女の真の強さを感じるし尊敬するマライア客演に迎えた初共演作『yes and? featuringマライア・キャリー』も必聴すべき出来に仕上がっている
*残念ながらボーナストラック扱いなので本作のデラックスバージョンをチェック!!

■『eternal sunshine』

1.intro (end of the world)
2.bye
3.don’t wanna break up again
4.saturn returns interlude
5.eternal sunshine
6.supernatural
7.true story
8.the boy is mine
9.yes, and?
10.We Can’t Be Friends (Wait for Your Love)
11.I Wish I Hated You
12.imperfect for you
13.ordinary things
ariana grande eternal-sunshine | アリアナ・グランデ エターナル・サンシャイン

コメント

  1. […] 【感想】アリアナ・グランデ |エターナル・サンシャインを聴いた […]

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