Ariana Grande 『petal』ディスクレビュー|繊細な歌声が心に響く、夜を彩る傑作
ノリの良さではなくアリアナの歌声で聴き手を魅了する良作。

アリアナ・グランデが最新アルバム『petal』をリリースした。
これまでのようなダンサブルなポップアルバムというよりも、歌姫(ディーバ)アリアナとしての歌声そのものをじっくり味わう作品。前作以上に内省的でパーソナルな内容となっており、静かな夜に何度も聴き返したくなる一枚に仕上がっている。
『petal』とは?傷つきながらも前へ進むアリアナ・グランデの新章
アルバムタイトルの『petal(花びら)』には、完成された花ではなく、傷つきながらも新たな命を育む「花びら」という意味が込められている。
恋愛だけではなく、名声やメディアとの向き合い方、自分自身との対話を描いた作品であり、これまで以上にアリアナの素顔を感じられるアルバムだ。
サウンドは前作以上にミニマルで内省的
感の鋭いリスナーは先行シングルを聴いて感じたはずだ。
本作は、派手なダンス・ポップ路線ではなく、冷たく硬質なエレクトロニック・サウンドと夜のR&Bを軸に構成されている。
Ariana Grande 、新作『petal』の聴きどころ
Ariana Grande『petal』おすすめ楽曲
1. kiss me
アルバムの幕開けを飾るオープニングナンバー。
ライブツアーのオープナーとしても映えそうな高揚感を持つ一曲。
2. petal
アルバムタイトル曲で『Dangerous Woman』をさらに成熟させたようなサウンドで、美しい裏声が印象的。派手さではなく、繊細な表現力で魅了する本作を象徴する楽曲。
3. Stay
一聴で心を奪われた本作が誇る名曲。最新モードのアリアナの歌声に浸りたいならこの楽曲で間違えなし。
7. Bad Thing (Bunny Hop)
アルバムの中で、異色の輝きを放つ本楽曲は、疾走感と共に80年代フレーバーが香り、静寂を感じさせる本アルバムの中で良いアクセントになっている。
8. nowhere, nobody
ラストを締めくくるにふさわしい壮大なフィナーレ。
聴いた瞬間に「これは最後の曲だ」と分かるほど余韻が美しく、『petal』という作品全体を静かに締めくくっている。
アリアナ・グランデ 『petal』の感想
前作以上にダンサブルな楽曲は少なくなったが、その分歌姫アリアナ・グランデというシンガーの魅力を改めて実感できる作品だった。
本作はノリの良さを求めるアルバムではない。
静かな夜、一人で音楽に浸りたい時にこそ真価を発揮するアルバムであり、歌声そのものに魅了される一枚だ。捨て曲なし。petalという音楽の旅に、身を委ねてほしい。
Ariana Grande『petal』おすすめトラック
- kiss me
- petal
- Stay
- Oh Well
- like I do
- never get over
- Bad Thing (Bunny Hop)
- nowhere, nobody




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