スティーヴン・キング原作『キャリー』、Amazonでドラマ化決定
『ドクター・スリープ』監督マイク・フラナガンが手がける新たな恐怖の物語
“ホラーの帝王”スティーヴン・キングの代表作『キャリー』が、ついに現代版ドラマシリーズとして生まれ変わる。製作は Amazon MGMスタジオ、脚本・監督・ショーランナーを務めるのは映画『ドクター・スリープ』(2019)の マイク・フラナガン。
キング原作×フラナガンという黄金タッグが再び実現した。
今回のドラマ化は、キングが1974年に発表した処女作『キャリー』を新たな視点から再構築するもので、現代社会の孤立、SNS時代のいじめ、そして家族との関係性をテーマに描かれるという。全8話構成のリミテッドシリーズで、すでに撮影は完了している。

原作と映画版“血のプロム”を生んだ恐怖の原点
『キャリー』は、内気でいじめられっ子の少女キャリー・ホワイトが、テレキネシス(念動力)という特殊な力を覚醒させ、彼女を虐げた世界へ壮絶な復讐を遂げる物語。
1976年には ブライアン・デ・パルマ監督 によって映画化され、主演の シシー・スペイセク が演じた「豚の血のシーン」はホラー史に残る名場面として知られる。
その後も1999年の続編『キャリー2』、そして2013年には クロエ・グレース・モレッツ 主演でリメイクが制作され、世代を超えて語り継がれてきた。
今回のドラマ化は、それらの映像作品を継承しつつも、「現代のキャリー」を描く大胆なリイマジネーションになるとみられている。

マイク・フラナガン、ホラーを心理ドラマへと昇華させる名手
本作でメガホンを取るマイク・フラナガンは、『ドクター・スリープ』をはじめ、『サイレンス』『ジェラルドのゲーム』など数々のホラー作品で知られる監督だ。
特にNetflixシリーズ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』『アッシャー家の崩壊』などでは、恐怖の裏にある人間心理を巧みに描き、“感情で泣けるホラー”を確立した。
フラナガンは今回の『キャリー』について、こうコメントしている。
「これは単なるリメイクではない。キャリーの恐怖を、現代の社会構造と家族の歪みの中に再配置する試みなんだ」
プロデューサーには Intrepid Pictures のトレヴァー・メイシー、監修には『ELI/イーライ』の メリンダ・ニシオカ が参加し、ホラーファンの期待を高めている。

主演はサマー・ハウエル ─ 若き才能が“新生キャリー”を演じる
主人公キャリー・ホワイト役には、『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』で注目を集めた若手女優 サマー・ハウエル が抜擢された。
ティーン世代の孤立や同調圧力が社会問題となる今、彼女がどのように“現代のキャリー”を演じるのか、その表現に大きな注目が集まっている。
支配的な母親との関係、居場所を見失った高校生活、そして“怒りと覚醒”。
フラナガン監督の手で、キャリーは再び“心のホラー”としてよみがえるだろう。

TVドラマ版『キャリー』日本配信日について
海外ドラマ『キャリー』の日本配信日は明らかになっていない。
しかしながら、エイリアンのTVシリーズ『エイリアン:アース』については日本語の吹き替えが無いながらも配信されているので視聴できる可能性は非常に高い
Amazon配信予定の『キャリー(Carrie)』新ドラマ版。
2026年、世界が再び“キャリー”の血塗られた悲劇を目撃する。




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