Death Cab for Cutie、新作『I Built You A Tower』を聴いた!

Disc Review

Death Cab for Cutie『I Built You A Tower』ディスクレビュー|ANTI-移籍後第1弾にして現行デスキャブの良作

Death Cab for Cutie『I Built You A Tower』を聴いた

Death Cab for Cutie『I Built You A Tower』ディスクレビュー|ANTI-移籍後第1弾にして現行デスキャブの良作

本作は、インディー・ロック界の重鎮である彼らにとって11作目となるスタジオ・アルバム。

20年間在籍したAtlantic Recordsを離れ、ANTI- Recordsへ移籍してから初となる作品であり、バンドの新章を告げる重要な一枚となっている。

Death Cab for Cutieとはどんなバンドか

Death Cab for Cutieとはどんなバンドか
Death Cab for Cutieは、ベン・ギバードによる叙情的なリリシズムを武器に、カレッジ・ラジオ界のアンダーグラウンドな存在から現代オルタナティヴ・ロックの象徴へと登り詰めたバンドだ。

2003年の傑作『Transatlanticism』でメインストリームへの突破口を開き、人気ドラマ『The OC』への露出をきっかけにAtlantic Recordsへ移籍した。

これまでに8度のグラミー賞ノミネート、3作のプラチナ・ディスク認定アルバムを含む強固なカタログを築き上げている。

Death Cab for Cutie ANTI-移籍後、記念すべきアルバム第1弾


『I Built You A Tower』は、Death Cab for Cutieがインディーとしての原点へ回帰した作品とも言える。

Atlantic Recordsを離れ、ANTI- Recordsと契約したことで、バンドは改めて自分たちの核心に向き合っている。

過去の自分たちを見つめながら、新しい未来へ進もうとする姿勢が、アルバム全体から感じられる。

デスキャブらしさを残しつつも、ライブ映えが期待できそうな良曲が詰まった新作の聞きどころ

Death Cab for Cutie I Built You A Towerの感想
レーベル移籍後、記念すべき第1作目となる本作は、ライブでの映え方にも期待できるサウンドが豊富に収録されている楽曲。

これまでのデスキャブらしい叙情性を残しながらも、ステージで新たな表情を見せてくれそうな楽曲が多く、彼らのライブにおける引き出しを増やした良作と言って間違いないだろう。

先行シングル「Riptides」と「Punching The Flowers」で掴みはOK

先行シングルの「Full of Stars」と「Punching The Flowers」は、レーベル移行後の現行Death Cab for Cutieを知るうえでマストチェックの楽曲だ。

どちらも、過去のデスキャブらしい繊細さを残しながら、新しいフェーズへ向かうバンドの姿勢が表れている。

ANTI-移籍後の第一歩として、アルバム全体の方向性を示す重要な楽曲になっている。

対照的な楽曲となった「I Built You A Tower (a)」と「I Built You A Tower (b)」

アルバムのタイトルを冠した「I Built You A Tower」は、(a)と(b)で対照的な表情を見せる。

「I Built You A Tower (a)」は、デスキャブらしいメロディアスで優しい響きが印象的な楽曲だ。

一方の「I Built You A Tower (b)」では、感情が露わになったディストーションギターが鳴り、ライブでどのように演奏されるのか非常に気になる仕上がりになっている。

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新作『I Built You A Tower』は、リード楽曲以外にも聞き応えのある粒揃いのサウンドが豊富


謝罪から始まるなんともデスキャブらしいアルバムの幕開けとなった「Full of Star」を始め、「Stone Over Water」や「Envy The Birds」には、昔ながらのデスキャブらしい繊細で叙情的なサウンドが感じられる。

一方で、「How Heavenly a State」はライブでの爆発力が期待できる楽曲で、ステージでどのように鳴るのか楽しみな一曲になっている。

また、レトロなシンセの響きが哀愁を誘う「Trap Door」など、多方面で美メロが際立つ楽曲が多く収録されており聴き手を飽きさせない。近年のデスキャブの中でも間違いなく良作であり、レーベル移籍後の第1作目として非常に充実したアルバムと言える。

Death Cab for Cutie I Built You A Towerの感想

『I Built You A Tower』は、近年のDeath Cab for Cutieの中でも間違いなく良作だ。

メロディの強さ、感情の深さ、ライブでの再現性を感じさせるサウンドがバランスよく共存している。

ANTI-移籍後第1弾として、バンドの原点回帰と新しい展開の両方を感じられる、非常に意味のある一枚になっている。

Death Cab for Cutie I Built You A Tower 収録曲

『I Built You A Tower』は、全11曲38分捨て曲なしの名作。

■収録曲
1. Full of Stars
2. Punching The Flowers
3. Pep Talk
4. I Built You A Tower (a)
5. Envy The Birds
6. Stone Over Water
7. How Heavenly a State
8. Trap Door
9. Riptides
10. The Flavor of Metal
11. I Built You A Tower (b)

Death Cab for Cutie、I Built You A Towerの基本情報

『I Built You A Tower』は、Death Cab for Cutieの11作目となるスタジオ・アルバム。

ANTI- Records移籍後初のアルバムであり、20年在籍したAtlantic Recordsを離れてからの新章を告げる作品だ。

インディー・ロックの枠を超えて多くのファンの人生に寄り添ってきた彼らが、30年にわたる歴史の核心を再確認したアルバムと言える。

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最後に、Death Cab for Cutieの新章を告げる重要作

Death Cab for Cutie『I Built You A Tower』は、ANTI-移籍後第1弾として非常に説得力のあるアルバムだ。

デスキャブらしい叙情性やメロディの美しさを残しつつ、ライブ映えする新たなサウンドも取り入れている。

来日公演でこれらの楽曲がどのように鳴るのか、ますます楽しみになる一枚だ。

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