fujirock2024 Sampha
神秘的で肉体的なサウンドのSampha|サンファを見た!!
神格化されたサンファのホワイトステージを見た
ホワイトステージのトリを飾るGirl in Red/ガールインレッドと、グリーンステージのヘッドライナーであるKRAFTWERK(2日目の大トリ)の間に配置された準トリとして、サンファはステージの観客をつなぎとめ、オーディエンスの熱を冷ますことなくガールインレッドへバトンを渡すという重要な役割を担っていた。この流れの中で、彼の存在感とパフォーマンスがどれだけ重要だったかは言うまでもない。蓋を開けてみれば心配不要余計なお世話だったと言える圧巻のパフォーマンスであった。
CD音源ではソウルフルでアンビエントな印象を抱いていたが、ライブではシンセ、キーボード、電子ドラムの活用により、予想を超えたダンサブルかつ実験的なエレクトロサウンドが展開された。特にサポートバンドのドラマーが生み出すグルーヴィーなビートが圧巻。力強い生ドラムの音色がSampha/サンファのソウルフルな歌声やシンセの旋律をより一層際立たせ、洗練された音楽体験を作り上げていた。
また、LEDバックスクリーンや楽器の配置も、ライブ全体の視覚的な魅力を引き上げていた。巨大なLEDビジョンには赤、黄、青といった単色の図形が映し出され、サンファを中心に配置された楽器が秘密基地のような雰囲気を演出。音楽とビジュアルが融合したパフォーマンスで、観客を異次元へと誘うようなステージングだった。
ライブのハイライトとしては『No One Knows Me Like the Piano』と『Blood on Me』。ダンサブルな流れが静けさへと移行する場面、ピアノ弾き語りによる『No One Knows Me Like the Piano』では、サポートなしでサンファの歌声のみが響き渡り、エモーショナルな瞬間が生まれた。そして、フィナーレを飾った『Blood on Me』では、ソウルフルな歌声と圧倒的なパフォーマンスで観客を完全に引き込む、感動的な締めくくりとなった。
肝心のセットリストについて
セットリストとライブ模様をより詳しく記載したレビューについては、8月5日以降の記事を期待!!
参照元
フジロックオフィシャルサイト
コメント