フジロック2024 初日のヘッドライナーであるszaキャンセルによる奇跡的なバッティングを受けたthe killers。レッドマーキーでのキャンセルや大阪公演でのキャンセルなどを受け、シザ、ラナデルレイと並ぶファン泣かせの日本公演キャンセルカルチャーをもつthe killersがついに奇跡の来日が果たされた。ライブの感想を一言で言うと、20年待った甲斐があった!!フロントマンであるブランドンの登場と共に放たれるアンセム『Somebody Told me』を皮切りに、『smile like mean it』、『Spaceman』、『runaways』、そしてロックンロールが聴たいか?と問いかけ放たれる『Johnny is a friend of mine』などライブ序盤からヒットチェーンを惜しみなく披露!!フロントマンのブランドンもノリノリでまるでコールドプレイのクリスマーティンのようなエンターテイナーぶりだった。アンコール一発目の『the man』の紙吹雪やオーディンエンスの掛け声をトリガーに魅せる『Read on my mind』、『Mr.brightside』のアレンジなどフェスらしい最高のエンターテインメントショーだった。サウンド面で言えば、バンバンに鳴らすシンセはもちろんバックコーラスの起用やリードギターなど見せ所もあり、さすがのアリーナバンドであった!!シザのキャンセルによるチケットの不調は、あったと思う。がコーチェラでのシザのパフォーマンスを見ると、ヘッドライナーとしての弱さは目立った所があった。理由としては、歌唱力が不調であったり、万人受けするヒット曲(キャッチーな曲)の少なさ、そしてフェスの形態として流行ってるから見とくか、でもイマイチ心を掴まれず別ステージへ移動など客の心を今一つ掴めない点が挙げられるだろう。一方でthe killersは、どの曲もキャッチーで間違えなくライブで引き込まれるバンドである。これらの点から結果、the killersの大勝利と言えるだろう。
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