KENYA GRACE fujirock2024
クラブパフォーマンスの未来を感じさせるケンヤグレースを見た!!
Kanya Graceについて
今年のフジロック2024新人フィメールアクトで注目すべきアーティストといえば
The Last Dinner Party|ザ・ラスト・ディナー・パーティーとKanya Grace|ケニアグレースだろう。デビュー・シングル『Strangers』が世界的スマッシュ・ヒットとなり累計再生回数が約10億回を超え。
その勢いでBRIT Awards 2024のSong of the Yearにノミネートされるなど今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのケニヤグレース。先日リリースされた待望のデビューEP『The After Taste』を引っ提げフジロック2024にて初来日が実現
フジロック最終日のRED MARQUEEのトリを飾ったRide|ライドが終了し、夜が更ける中、昼間のライブハウスとは一転し深夜のダンスホールとなるSUNDAY SESSION。早耳のダンスミュージックファンで続々と埋め尽くされる中、定刻通りにスタート。
ステージには、DJの卓台とマイクスタンドのみが配置され、シンプルなDJセットなのかなと思うや否や予想に反し革新的な演奏が展開されるのであった。具体的には、ケニアが自身の楽曲を歌った後、サンプラーを駆使してキックやスネアを指で打ち込むフィンガードラムによるセルフリミックスを披露するというライブスタイル。音止めすることなくシームレスに歌唱パート→セルフミックスのフローで淡々とライブは続く。特に、『Afterparty Lover』や『It’s Not Fair』といったバラード楽曲も、セルフミックスによって見事にクラブバンガーへと変貌。このスタイルはまさにクラブパフォーマンスの進化系とも言えるもので圧巻であった。
*むしろ、原曲よりもセルフミックスのパートの方が受けている印象だ。
自身の楽曲を淡々と披露する中でセットの途中で繰り出されたブリトニーのカバーは会場の起爆剤となり、その熱気を冷ますことなく、ラストの『Strangers』へ、新人ながらもフジロック2024の最後の夜の幕開けに相応しい重要な役割魅せつけた瞬間でもあった。最後に、繰り返しになるが楽曲を歌った後、その場でセルフミックスを行う生演奏スタイルは、クラブパフォーマンスの未来を感じさせるものでありもっと浸透すべきライブスタイルなのは間違えないだろう。
肝心のセットリストについて
セットリストとライブ模様をより詳しく記載したレビューについては、8月5日以降の記事を期待!!
参照元
フジロックオフィシャルサイト
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