Jon Batiste、7年ぶり来日で魅せた“祝祭”|GREENROOM FESTIVAL’26 最終日ヘッドライナージョン・バティステ ライブレビュー

Jon Batisteが、GREENROOM FESTIVAL ’26最終日のヘッドライナーとして登場。7年ぶりとなる来日公演で、“祝祭になる瞬間”を横浜の赤レンガ倉庫でこの目で見た。
グラミー賞5冠という実績を持ちながら、ジャズ、ソウル、R&B、ゴスペル、ポップスを自由に横断するジョン・バティステ。多幸感溢れるその圧巻のライブパフォーマンスは、まさにGREENROOM FESTIVAL’26のラストを締めくくるにふさわしいものだった。
グリーンルーム2026 最終日 “令和のピアノマン”ジョン・バティステが生み出した祝祭空間

初日のヘッドライナーElla Maiが、“海辺でチルを極めるR&B”だったとするなら、ジョン・バティステはその対照的なパフォーマンスで
最終日の会場には、“祝杯”のような熱気が流れていた。
前アクトのJanelle Monáeの時点でステージ前方はかなり混み合っていたが、ジョン・バティステ登場後はそれを超えるほどの熱狂へ。
*実は、二日目のアクトだとJanelle Monáe目当てだったが、期待を大きく上回るエンターテイメントショーで終始釘付けになる多幸感に満ち溢れたパフォーマンスだった。
観客全員が“ライブの一部”になっていく空気感は、まさにフェス終盤ならではの高揚感だった。
ピアノ、ドラム、ギター…全てを操るマルチプレイヤー ジョン・バティステ

ジョン・バティステの凄さは、“シンガー”でも“ピアニスト”でも終わらないことだ。
ピアノを弾きながら歌い、突然ドラムを叩き、ギターを抱える。
その自由奔放なスタイルは、ライブというより“音楽そのものを楽しみ尽くすショー”に近かった。
しかも、それが決して散漫にならない。
全てが自然で、全てがグルーヴしている。
観客を巻き込みながら空気を変えていく姿には、まさに現代版ショーマンとしての圧倒的な存在感があった。

ジョン・バティステ、グリーンルーム2026 セットに迫る熱狂

楽器をマルチに演奏するだけではなく、楽曲の展開面でも多種多様なアプローチでオーディエンスを魅了していた。
ライブ映え抜群の“WORSHIP”で一気に会場を掌握し、ソウルフルでゴスペルな“CRY”では、その歌声だけで空気を変えてみせる。
中盤、“Butterfly”ではピアノ弾き語りによる繊細なパフォーマンスで観客を静かに引き込み、“Big Money”ではコールアンドレスポンスで再び会場を熱狂へ導いた。
そしてラストを飾ったのは、アンセム“FREEDOM”。
ジョン・バティステはステージと観客席の境界線を完全になくし、文字通り“自由”そのものを体現するようなエンディングへ。
多幸感に包まれた会場は、この日最大級の歓声に包まれていた。

ジョン・バティステ、グリーンルームのセットのハイライト

個人的に特に印象的だったのは、ピアノカバーのセクションだ。
“Just the Way It Is”(あるいは2Pacによる“Changes”)。
そして、静寂の中で披露されたピアノバラードの名曲“ハレルーヤ”。
オーディエンスによって夜空に向けられた無数のスマホのライトアップがディスプレイが映し出されたあの瞬間は、サマソニやフジロックのヘッドラインショーを想起させるものだった。
GREENROOM’26を締めくくるにふさわしいステージだった

海辺の夜風、フェス終盤の高揚感、そして幸せなムードに満ち溢れたジョン・バティステによる自由な音楽。
その全てが重なったこの日のライブは、GREENROOM FESTIVAL’26を象徴するフィナーレだった。
“また日本で観たい”そう思わせる、圧巻のステージだった。



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