チャーチズのローレンのソロ・デビュー作を聴いた

Disc Review

Vicious Creature/ヴィシャス・クリーチャー

Vicious Creature/ヴィシャス・クリーチャー

チャーチズのローレン・メイベリー、ソロ・デビュー作Vicious Creature

ローレン・メイベリーが放つソロデビュー作『Vicious Creature』は、CHVRCHES時代のの魅力をしっかりと受け継ぎながらも、ソロデビューらしいこれまでにない新たな挑戦を試みた作品だ。洗練されたサウンドとアダルトなムードが絶妙に融合し、これまで以上にパーソナルで深みのある世界を描き出している。

アルバムには、これまでのCHVRCHESでは聴けなかった新鮮なアプローチが光る楽曲が多数収録されている。『Anywhere But Dancing』『Sorry, Etc』『Oh Mother』『Sunday Best』『Are You Awake』では、ローレンがこれまで踏み込むことのなかったスタイルを展開。

特に『Sorry, Etc』はパンキッシュな雰囲気が際立つ楽曲で、これまでのチャーチズを知るファンにとっては新たな一面を魅せる楽曲となっている。

*過去にパラモアのヘイリー・ウィリアムズを客演に迎えた『Bury It』でヘッドバンを披露するなど、以前からパンクカルチャーへの憧れが感じられた。その延長線上として、本楽曲が生まれたのかもしれない。


一方で、『Something in the Air』、『Crocodile Tear』『Shame』『Change Shape』といった楽曲は、CHVRCHESのファンが愛してやまないローレンの魅力が詰まったトラックに仕上がっているの要チャックだ。

最後になるが『Vicious Creature』は、ローレン・メイベリーがアーティストとして新たなステージへと進化したことで表現のレンジを広げた良作だ。CHVRCHESファンにとっても、新たな音楽を探し求めるリスナーにとっても、確実に心をつかむ一作となるだろう。

Vicious Creature/ヴィシャス・クリーチャーおすすめトラック

Something In The Air

Crocodile Tears

Shame

Punch Drunk

Change Shapes

Are You Awake?


チャーチズのローレン・メイベリー、ソロ・デビュー作

参照元
ローレン・メイベリー日本公式HP

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