M・ナイト・シャマランが挑む新境地 – 占いオモチャ「マジック8ボール」が実写ドラマ化へ
『シックス・センス』(1999)、『スプリット』(2017)、そして最新作『トラップ』(2024)など、予測不能な展開と緊張感ある演出で知られるM・ナイト・シャマランが、次に挑むのはまさかの占いオモチャ「マジック8ボール」。米Varietyによると、シャマランが監督・製作を手がける実写ドラマシリーズ『Magic 8 Ball(原題)』の制作が進行中だという。
「マジック8ボール」は1946年に誕生した黒い球体型のオモチャで、「YES」か「NO」で答える“運命を占う玩具”。『トイ・ストーリー』にも登場するなど、長年にわたりポップカルチャーに影響を与えてきた定番アイテムだ。

M シャマラン×ブラッド・ファルチャックの強力タッグ
今回のドラマで脚本を担当するのは、『Glee』『アメリカン・ホラー・ストーリー』の共同クリエイター、ブラッド・ファルチャック。ホラー×青春×心理ドラマを巧みに融合させてきた彼が、シャマランの“ミステリー演出”とタッグを組むことで、“占いオモチャ”という一見シンプルな題材を超常的なスリラーへと昇華させることが期待されている。
キャストや配信プラットフォームは未定だが、シャマランはInstagramで脚本の写真を公開し、「数年間、この作品に取り組んできた。誰が出るかな?」とコメント。
すでに撮影準備が進んでいることを示唆している。

「マジック8ボール」とは?
“振るだけで運命を占う”というユニークな仕組みで、年間100万個以上を売り上げるベストセラー玩具として知られるマジック8ボール。「Without a doubt(間違いなく)」「Ask again later(後で聞いて)」など、20種類のメッセージが浮かび上がるその神秘性は、
単なる玩具を超え「運命」「偶然」「選択」という哲学的なテーマを内包している。
マテル社が仕掛ける「おもちゃ×映像化」プロジェクト
『バービー』(2023)の世界的大ヒット以降、マテル社は次々と自社玩具の映像化を進めている。現在、『ホットウィール』『きかんしゃトーマス』、さらには『モグラ叩き』の映画化も進行中。2026年には『マスターズ・オブ・ザ・ユニバース』が全米公開を控えており、
「マジック8ボール」実写化はこの流れの中で最も異色な一作と言えるだろう。

M・ナイト・シャマランが挑むおもちゃXスリラー
『Magic 8 Ball(原題)』は、単なるオモチャの実写化ではなく、
人間の心理と運命の選択をテーマにした新たなスリラードラマとして注目を集めている。
“あなたの質問に答える”その一言の裏に潜む、恐怖と神秘。
M・ナイト・シャマランがどんな“答え”を見せてくれるのか、
その行方に世界中の視線が集まっている。




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