『ブラック・ミラー』シーズン7がNetflixで配信開始!全6エピソードをネタバレなしで解説
Netflixの人気SFアンソロジーシリーズ『ブラック・ミラー シーズン7』が、4月10日より配信スタートしSNSを騒がせている。
1話完結のオムニバス形式で描かれる本シリーズは、「テクノロジーが人間社会に与える影響」を鋭く描き出すダークなSF作品として高い評価を受け、熱狂的なファンダムを築き上げてきた。ここ日本でも、テクノロジー版『世にも奇妙な物語』的な立ち位置として根強いファンを獲得している。
そんな『ブラック・ミラー』の最新シーズンは、これまで以上にテーマの多様性と深み、そしてこれまでのエピソードとの関連性が増しており、各話が強烈なインパクトを残す内容になっている。
『ブラック・ミラー』シーズン7 ざっくり説明
・全6話の構成で感情を揺さぶられる多種多様なエピソードが織り交ぜられている。
・社会風刺、テクノロジー、心理サスペンスをテーマに展開
・話題作「宇宙船カリスター号」の続編やその他過去エピソードの関連作も登場
それぞれのエピソードのあらすじをネタバレなしで紹介していく。
第1話:「普通の人々」
サブスクリプション社会の暗部をえぐる皮肉たっぷりの一作。サブスクの値上げや新プラン導入によって、いかにも「自由に選べます」と見せかけながら、実は高額プランを選ばざるを得ないよう仕組まれた“選択の自由”という名の罠。と、ユーザー依存を巧妙に操るビジネスモデルがテーマ。1話目にして視聴に覚悟がいる重たい内容だが、これぞブラック・ミラー。
第2話:「ベット・ノワール」
誰にも信じてもらえない孤独な叫びを軸に展開するサイコスリラー。物語はオフィスでの出来事を軸にストーリー展開していくが、学園カーストの復讐劇を絡めたストーリーとなっており、じわじわと恐怖が迫るブラック・ミラーらしい構成。
第3話:「ホテル・レヴェリー」
『カサブランカ』を彷彿とさせる白黒映画の世界観が素晴らしく、またLGBTQの要素も織り込んだラブロマンスのストーリーになっている。また本エピソードは、AIと映画業界の向き合い方にも踏み込み、「リドリーム」という映像を仮想空間(VR技術)として再構築し、登場人物に自我を与え、現実の人間の意識をその中に送り込むテクノロジーがテーマになっている。VRとAIのクロスオーバー近い将来実現しそうなテクノロジーが本作では描かれている。
第4話:「おもちゃの一種」
映画版『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』と関連性があり、ゲーム会社「タッカーソフト」のコリン(ウィル・ポールター)が再登場。物語は、ゲームレビューを仕事にしている冴えない青年キャメロン・ウォーカーを中心に展開する。ビットモンスターの育成ゲームにハマっていくうちに、モンスターに愛着を感じるようになりそれがトリガーとなり徐々に狂気に飲み込まれていく主人公の姿が描かれる。ラストに待ち受ける予想外の結末は見逃せない。
第5話:「ユーロジー」
ポール・ジアマッティ主演。失われた記憶を、没入型VRで再体験できる技術を描いた感動作。過去を振り返ることで癒やしを見出すヒューマンドラマでもあり、『ブラック・ミラー』らしからぬ温かさもある一作。今シーズン一押しエピソード
第6話:「宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ」
シーズン4で反響があったカリスター号の続編。壮大な宇宙冒険を描く90分のスペシャルエピソードで、前作を超えるスリルとスケール感で展開される物語は、シーズン7のクライマックスにふさわしい仕上がり。終盤に向けて怒涛の展開が続き、結末にはシーズン4のあるエピソードへのオマージュと思われる要素も盛り込まれている。
シーズン7の注目ポイント
・サブスク社会、生成AI、記憶再生など、現代に直結したテーマ
・旧作とのリンクが多く、ファン向けの小ネタも満載
・“怖さ”だけじゃなく“感動”もあるエピソード構成
『ブラック・ミラー』シーズン7を見終えた感想
マーベルの世界観が影響しているのかは謎だが、シーズン7は過去作との関連性が垣間見れるエピソードがありこれまで以上に、考察のしがいのある内容に仕上がっていた。
また、シーズン6の時と比べてAI技術によるテクノロジーについてより短なモノに感じた
本作で言及されている内容が、実現する日も遠くはないかもしれない
また、ブラックミラー特有の暗い作品もあれば、泣ける作品もありバランスの良いラインナップで見応えのあるシーズンであった。
▼ブラックミラーの視聴ページはこちらより
https://www.netflix.com/title/70264888
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