Oasis、2025年来日記念|ノエル&リアム、ソロライブを振り返る

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Oasis、2025年来日記念特集|ノエル&リアム・ギャラガー、それぞれのソロ来日公演を振り返る

オアシスの来日公演まで、残すところ数日。今回は兄・ノエルと弟・リアム、それぞれのソロ来日公演の軌跡を振り返りながら、二人が歩んできたオアシスからの発展とオアシス再結成に向けた原点回帰を探っていく。

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リアム・ギャラガー|サマーソニック2023で魅せたロックンロールの誇り

サマーソニック2023 リアム・ギャラガー セットリスト

・Fuckin’ in the Bushes(Oasis)
・Morning Glory(Oasis)
・Rock’n’ Roll Star(Oasis)
・Wall Of Glass
・Better Days
・Stand by Me (Oasis)
・Roll It Over(Oasis)
・More Power
・Diamond in the Dark
・The River
・Once
・Wonderwall (Oasis)
・Champagne Supernova(Oasis)

まずは、コロナ明けの来日となったリアム・ギャラガー サマーソニック2023のステージを振り返ろう。オープナーとしてお馴染みの「Fuckin’ in the Bushes」から「Morning Glory」「Rock’n’ Roll Star」へと続く流れで、一瞬でマリンステージの空気をOasis黄金期を感じさせる熱狂的な展開に。

中盤ではソロキャリアの新旧織り交ぜたセットで「Wall of Glass」「Better Days」「Diamond in the Dark」といったリといったリアムらしいロックンロールなナンバーを披露。さらにセカンドアルバムからは「Once」「The River」など、歌声が際立つバラード枠の楽曲も演奏され、夕暮れのマリンステージにぴったりなエモーショナルな空間となった。

そして、終盤の展開はオアシスファンにとって涙なしには見られないもので、「Wonderwall」Champagne Supernova」といったアンセムを立て続けに披露。
特に印象的だったのが、リアムの後にヘッドライナーとして控えるケンドリック・ラマーに捧げた「Champagne Supernova」。夏フェスを締めくくるのに相応しいアンセムであり、誰よりもrock ‘n’ rollの心を捨てなかったリアムのステージは、まさにブリティッシュ・ロックの誇りそのものだった。

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ノエル・ギャラガー|時間を巻き戻し今へ繋がる。原点回帰のセット

フジロックフェスティバル2024 ノエル・ギャラガー セットリスト

・Pretty Boy
・Council Skies
・We’re Gonna Get There In The End
・Open the Door
・You Know We Can’t Go Back
・We’re On Our Way Now
・Heat Of The Moment
・If I Had A Gun…
・What A Life!
・Dead In The Water
・Going Nowhere (Oasis)
・Talk Tonight (Oasis)
・Whatever (Oasis)
・Half The World Away (Oasis)
・The Masterplan (Oasis)
・Little By Little (Oasis)
・Love Will Tear Us Apart
アンコール
・Stand by Me (Oasis)
・Live Forever (Oasis)
・Don’t Look Back in Anger (Oasis)

ノエル・ギャラガーが3rdアルバム『Council Skies』を引っ提げ半年ぶりに来日を果たしフジロック・フェスティバル’24 最終日のヘッドライナーとしてグリーンステージに登場。壮大なホーン隊とコーラスを従えたバンド編成で構成されたステージは、ノエルにとってのソロキャリアとオアシスのキャリアを統括するセットであり今振り返るとオアシス再結成への伏線のようなパフォーマンスであった。

最新作『Council Skies』からの楽曲を軸に、オープナー「Pretty Boy」ブラス色が際立った「We’re Gonna Get There In The End」、ノエルの歌唱力とアコギの音色で魅了する「Dead In The Water」、疾走感を感じさせるノエル流ロックアンセム「You Know We Can’t Go Back」、ファーストアルバムからのリードシングル「If I Had A Gun…」などこれまでのソロキャリアのオールヒットを披露。そして終盤は、Be Here Nowに収録隠れた名曲Going Nowhere」を皮切りに、怒涛のオアシスパートへ、半年前の単独公演で披露されなかった「Whatever」「Talk Tonight」に加え、「Ltittle by Little」や「Masterplan」といったOasis時代の名曲を惜しげなく披露する姿に、再結成の希望の光を感じた人も少なくないだろう。

本公演のハイライトは、アンコールで披露されたリアムらしい楽曲「Stand By Me」「Live Forever」をノエルが演ったこと。どちらもアコースティックを基調に、ノエルらしい繊細なアレンジに生まれ変わっており、兄弟それぞれの個性と感性が見事に分かれた名曲となり苗場をエモーショナルな空間で包み込んだ。

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Oasis、再結成へのきっかけと再結成後の伝説について

ノエルはオアシスサウンドから“発展”を選び、リアムはオアシスのフロントマンとして“原点”を貫いた。兄弟が歩む道は違えど、その核にあるのは同じOasisの魂だ。

そして、アニバーサリーを記念しリアム単独で開催となった『Definitely Maybe Tour』で「Half The World Away」をノエルに捧げたというエピソードは、ファンの間でOasis再結成への“サイン”として語られている。そして、二人が再び同じステージに立つ日がもうまもなくやってくる、それは間違いなく“ロック史に残る瞬間”になるだろう。

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