ネットフリックス、オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー

COLUMN

Netflix Film Olivia Rodrigo: GUTS World Tour

ネットフリックス、オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー

コンサート映画『オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー』について

日本時間10月29日にNetflixより配信されるコンサート映画『オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー』は、オリヴィアの音楽だけじゃなく、彼女が、アーティストとしてのあるべき姿がポップスターではなくロックスターだという点を鮮やかに映し出している。

もちろんオリヴィアのロックスターとしての勇姿だけではなく、ファンが歓喜余って泣いて見せる女の子たちの熱狂ぶりやシングアロングする様子が映し出されファンから如何にオリビアが支持されているか垣間見れ、フィルム映画らしい魅せ方をしている点も素晴らしい。

尚、映画に収録された映像は、8月にロサンゼルスのIntuit Domeで行われたライブからのもの。本ツアーについてRolling Stone誌は、「ロドリゴはポップカルチャーにおける世代を代表するアーティストとしての地位を確固たるものにした。彼女はロックスターだ」と同ツアーについて言及しており、 またVarietyは「ちなみに、これはロックンロール・ショーだ。おそらく今年最高のロック・ツアーだろう」と本ライブについての称賛の声を提示している。

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『オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー』の見どころ

この映画の見どころは二つ。まず一つは、オリヴィアがファンからどれだけ愛されているかがわかるところ。観客が一緒に歌って盛り上がる場面が多く、オリヴィアとの一体感がすごい。ファンと近い距離で、会場全体が一緒に楽しめるライブになっているところが最高の魅力だ。

そしてもう一つは、ポップスターではなくロックスターとしての姿。ただのポップスターとしてのショーじゃなく、生バンド編成全メンバー女性で構成されたガールズバンドによるロックステージ。とにかくパンクやポップロックへのリスペクトが伝わってくる。

それは、「vampire」「bad idea right?」といったヒット曲でさえパンク・ポップのビートが効いたバンドアレンジが成され、ガールロックバンドフロントとして立つオリビィアからは、まるでヘイリー・ウィリアムスグウェン・ステファニーなどのファメールロックスターを彷彿とされるアティチュードが感じられる。
『good 4 u』パラモア『Misery Business』がリファレンスで使われていたり、またベースのモアがホワイトストライプス『Seven Nation Army』のフレーズを演奏する場面などロックスターとしてのピースが所々に散りばめられる点も面白い。
ネットフリックス コンサートフィルムオリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー』の見どころ

オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアーのライブレポートについて

ファンとのシングアロング率が高くオリヴィアと観客席の距離感が近いショウ
開始早々にGutsのリードシングルでありオリヴィアがアーティストとして一皮抜けるきっかけとなった楽曲である『Vampire』が繰り出されると、たった3曲目にして会場内の熱気は最高潮に、開始早々に『Vampire』が披露される展開にはびっくらこいたが、熱気も冷める間もなく次々と楽曲が披露される。

5曲目では、『Driver License』をピアノで弾き語りで披露。ここではもはやオーディエンスによるシングアロングをスパイス(FX)代わりに使うように原曲より更に、楽曲の良さであったりオリビアの歌唱力が際立って見えた。ライブ早々、惜しげなく自身のヒット曲が次々と繰り出される展開の速さとセットに対する自身の現れ流石と言える。

その後、MOONSTAGEといわれるエモーショナルなフェーズでは、会場中央の天井から沢山の星と一緒に吊るされていたラベンダー色の三日月がステージに降り、オリヴィアがその上に腰をかけて宙に浮かんだ。三日月に乗った彼女は場内の後部までゆっくりと移動しながら「logical」を披露し、予想外の演出に熱狂する観客の歓声が、凛と透き通ったボーカルに覆い被さった。

続けて彼女は「enough for you」を歌いながら三日月に乗ってステージに戻った。ロマンチックな演出で、ショウのハイライトとなる瞬間だった。そして終盤、よりロックでハードな曲を並べた「brutal」『obsessed』『All -american bitch』『good 4 u』『get him back』の流れがまさにロックショーであった。

赤いラメのボディースーツに着替え、ギターを手にしてヒートアップしていくオリヴィアのパフォーマンスに、場内の一体感がどんどん強まっていく。バンドの演奏が凄くタイトなこともあって、ポップ・スターというより、ガールズ・ロック・バンドのステージ『GUTS』そのもの。レコード盤限定ボーナストラックの「obsessed」でも合唱が起こり、どんなに熱心なファンが集まっているかを再認識させられた。最後は、good 4 uget him back!で再び大合唱大会になり、楽しさ満載のステージは幕を閉じた。

その後、オリヴィアはステージを降りて、最前列のファンの一人一人に大喜びで挨拶をして回っていた。2作目にして大傑作となったGUTSと同じく、GUTSツアーは、最高に素晴らしいショウだった。

終わりに

『オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー』は、オリヴィアの音楽と人間的な魅力を余すことなく映し出すと同時に、ポップとロックの新しいスタイルを体現している。ディズニー出身のアイドルという枠を越えた、本物の「ロックスター」の姿が見れる素晴らしいフィルムであった。まだ『SOUR』『GUTS』の2作しか出していないというのも驚きだが次回作でポップスターとしてのアプローチがみられるのか!さては、ロックスターとしてのアプローチがみられるのか!は今後に期待だ
オリヴィア・ロドリゴ:ガッツワールドツアー セットリスト



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