SUMMERSONIC2024 Nothing But Thieves
サマーソニック2024 ナッシング・バット・シーヴスを観た
Nothing But Thieves|ナッシング・バット・シーヴス サマソニ大阪会場の感想
ジョン・バティステのキャンセルによりでタイムテーブルを変更、直射日光不回避と言える一番暑い時間帯でやる羽目になったナッシング・バット・シーヴス。また、今年から大阪会場が舞洲から万博記念公園の変更によってメインのエアーステージだけではなくマウンテンステージも野外となっている。そのため東京会場とは一転し非常に暑苦しい環境でのパフォーマンスとなった、、灼熱の太陽に終始、苛つきを隠せないバンドのフロントマン・コナーを近くで見れただけで万博記念公園に足を運んだ甲斐はあったが、とにかく暑い。。
また、猛暑問題以外にもステージ側音響面での悪さも目立ち全体的に音量が小さく今ひとつ盛り上がりに欠ける所、、と会場の環境面で悪い面が目立ってしまった印象だが肝心のライブパフォーマンスと楽曲の力は、申し分なしだった。ライブセットは主に3作目と最新作を中心に構成されておりバンドの新たな進化を感じられる絶好のGIGとなった。オープナーの『Oh No :: He Said What?』をはじめ、『is everybody going crazy』や『impossible』など、アルバム三作目『モラル・パニック』の楽曲は、コナーの圧倒的な歌唱力と楽曲の良さを再認識でき。また、最新作でありキャリア初のコンセプトアルバム『Dead Club City』からは、アップビードでEDM調の『Welcome to the DCC』、80sテイストのシンセが泣きを誘う『Overcome』、そして従来のバンドサウンドを軸にどこか悲しげな『Tomorrow Is Closed』といった、これまでの来日公演では見られなかった新たなサウンドアプローチを体験。彼らの進化を強く感じさせるセットリストであった。特に、『Welcome to the DCC』や『Oh No :: He Said What?』など楽曲においてバンドサウンドを主軸にしながらエレクトロ色の強いシンセを多用したサウンドアプローチは、次に控えているPhoenixを想起させるもので素晴らしかった。最後に、短いセットだけに仕方がないのだが全アルバムを満遍なくやって欲しかったと言うのが正直なところだ。というのも今回のセットは、2ndから2曲のだけお披露目、デビューアルバムからの披露は、なんとなし!それはバンドとして進化を遂げた新たなサウンドを感じて欲しいというアティチュードだと思うが、デビューアルバムでありながら最高傑作である『Ban all the music』、『Wake Up Call』、『Excuse me』、『If I Get High』などライブ映えする楽曲が聞けなかったのは非常に悔しいので年内にでも再来日を願う所だ。
参照元
サマーソニックオフィシャルサイト
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