summersonic2024 NOTHING BUT THIEVES
サマソニ2024予習ガイド 今年の夏フェスで見るべきアーティスト
サマソニ2024で久しぶりの来日を果たすNOTHING BUT THIEVES ロックの救世主として語られたわけ
Nothing but thieves|ナッシング・バット・シーヴスとは?
デビュー前にしてアーケイド・ファイア、ジェイク・バグなどのサポート・アクトを務め、大型フェスへの出演も果たし、ここ日本にもアルバム・デビュー前にも関わらず<サマーソニック2015>で野外最大規模のメインステージであるマリンステージに抜擢され、圧巻のライヴ・パフォーマンスが大きな話題となる。
デビュー後も変わらず早耳ファンから愛されるナッシング・バット・シーヴスだがバンドの魅力としては、フロントマンであるコナー・メイソンのずば抜けた歌唱力と圧倒的な演奏力であろう。
特にヴォーカルのコナーの伸びやかなファルセット・ヴォイスは、“天使の歌声”と称賛されている。彼らはライブでも決してトーンダウンしないところから、バンド演奏における実力は本物と言える
ナッシング・バット・シーヴスのアルバムのセールス
デビュー・アルバム『ナッシング・バット・シーヴス』は全英チャート初登場7位、アナログ盤は全英ヴァイナル・チャートで1位。セカンド・アルバム『ブロークン・マシーン』は全英アルバム・チャート2位を獲得し、ワールド・ツアーも全公演ソールドアウト。3作目『モラル・パニック』は全英アルバム・チャート3位にランクイン。最新作『デッド・クラブ・シティ』でついに全英アルバム・チャート1位を獲得
ナッシング・バット・シーヴスのオススメのアルバム
▼1st アルバム デビュー・アルバム『Nothing But Thieves』
シングルカットのパンチ力、飽きさせない楽曲の並び順、そんでもあって捨て曲なしという三拍子が揃いデビューアルバムとは思えないアルバム完成度を誇る本作だが、一聴で虜になるのは間違えない。アルバムの1stトラックでありながらバンドの自己紹介的ニュアンスとして繰り出される『Excuse me』は、コナーの威圧感のあるファルセットとグルーブ感がお見事で、次の楽曲の期待を煽る。
またリードシングル『Ban All The Music』や『Hostage』を聞けば、スケール感の大きさから次世代のアリーナバンドとして持ち上げられるのも頷ける出来だ。Introの跳躍力があるメロディーが印象的な『Wake Up Call』やコナーの美しい歌声が光るエモーショナルなバラード枠『If I Get High』などの楽曲もシングルに負けずと素晴らしい。その他の楽曲においても良曲ばかりでリードシングルをアルバムの初めの方に並べて後ろの方には聴き応えがないなんて典型的なリードシングルを全面に打ち出したアルバムの作りとは違うのだ。
具体的に言うと、「Ban All The Music」「Wake Up Call」「Hostage」といったエネルギッシュな楽曲がアルバムの盛り上がりを担い、逆に「If I Get High」「Lover, Please Stay」などのチルアウト的な役割を果たす楽曲がこれらのアッパーな楽曲の勢いを活かすかのように絶妙なタイミングで挟まれており聞き手を飽きさせないエンターテイメントアルバムになっているのだ。
サマソニ2024参戦前 事前予習アルバムDead Club City
バンド史上初のコンセプトアルバム架空の都市”Dead Club City”を舞台に、様々なキャラクターの物語が展開される。アルバムのリードシングルでありファーストトラックの『Welcome To The DCC』は、これまでにないEDM的楽曲構造のダンサブルなキラーアンセムに仕上がっており、次にくるの楽曲は、個人的に1番のお気に入りの楽曲『OVERCOME』80sシンセの起用によりノスタルジックで美しいサウンド、そしてラスサビ前の壮大かつ80年代特有のエモーショナルなギターリフが涙を誘う。次に来るのはロックナンバーでありながらどこか悲しげなメロディーが印象的な『TOMMORROW IS CLOSED』などサマソニの会場を揺らす必聴トラックが収録
最後に
サマソニ2024にて久しぶりの来日を果たす彼らのステージは、見逃すことができない瞬間の連続になるだろう。最新アルバム『デッド・クラブ・シティ』の曲がどのように響くのか。そして、過去の名曲が新たな輝きを放つ瞬間を目撃することができる。Nothing But Thievesが再び日本の夏を熱くする、そのときを心待ちにしてほしい。
参照元
サマーソニックオフィシャルサイト
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