SUMMERSONIC2024 BESTACT
サマーソニック2024 ベストアクト
ワンリパブリック サマーソニック2024セットリスト
- I Ain’t Worried
- Sink or Swim
- Nobody
- Stop and Stare
- Good Life
- Secrets
- カラオケメドレーHalo/BleedingLove/Maps/greedy
- Apologize/li>
- Sunshine
- I Lived
- Counting Stars
直射日光が突き刺さる炎天下のAir Stageのワンリパブリック、暑さを吹き飛ばす軽快なサウンドで会場を沸かす。キャッチーで耳に残るメロディーや極上のポップサウンドアプローチでオーディエンスをステージ側まで引き寄せる力を魅せた。*実際、ナッシングバットシーブスが終わりマウンテンから走ってきたというのもありあまりの暑さで日向に隠れていたが良曲ばかりのパフォーマンスによってステージの前の方へ移動ほどだ。ベートーヴェンの交響曲第5番をネタに使った哀愁感を感じさせるバラード「Secrets」を終えると、ビヨンセの「Halo」やマルーン5の「Maps」などをピアノで披露するカラオケパートへ突入。ステージパフォーマンスはもちろんソングライティングの力を感じさせ、観客をさらに魅了していく。カラオケパートを終えると、名曲「Apologize」を皮切りに、「Sunshine」や「I Lived」、そしてラストは代表曲「Counting Stars」など次々良曲披露。夏フェスらしい観客を楽しませるポップなショーを展開することにより、ワンパプリックの存在感を示したショーであった。
フェニックス サマーソニック2024セットリスト
- Lisztomania
- Entertainment
- Lasso
- Too Young/Girl Friend
- Armistice
- Lisztomania
- Alfa Zulu
- Ti Amo/li>
- Lasso
- Rome
- If I Ever Feel Better/Funky Suquaredance
- Trying To Be Cool/li>
- 1901
ナッシング・バット・シーヴスの熱狂的なステージの後、夕暮れ時に心地よい風が吹き始めたマウンテンステージに登場したのは、フランス出身のエレポップバンド『フェニックス』。気温が下がり音響がクリアになったせいか、夕暮れ時の気持ちい環境下で聞いたせいか、彼らの楽曲がより一層輝きを増していたように思う。短いセットの中でCD音源を超えるライブアレンジと圧倒的な楽曲の良さでオーディンスを沸かすパフォーマンスは、ベテランバンドとしての意地が垣間見えた瞬間だった。肝心のセットは、キラーアンセム「Lisztomania」からスタートし、「Entertainment」「Lasso」と続くヒット曲の連打で幕を開ける。「Too Young→Girlfriend」はマッシュアップに近い形でアレンジでさ楽曲の切れ目が見えないシームレスなパフォーマンス、短いフェスセットならではの畳み掛けるような構成で、観客を圧倒する。彼らのキャリアの長さがゆえに成せる業だろう。
ラストナンバー「1901」では、お約束のオーディエンスへのダイブを披露。誇り高いベテランバンドとしての自信と意地が垣間見えるセットリストは、フェニックスがいかにフェスティバルでのパフォーマンスにおいても圧倒的であるかを示していた。トリを務めるマネスキンさえ凌駕する勢いのあるステージで、まさにサマソニ大阪のハイライトに一つとして挙げれるライブだった。そうフェニックスのために大阪まで来た甲斐があったと心から思わせる、完璧なパフォーマンスだった。
マネスキン サマーソニック2024セットリスト
- DON’T WANNA SLEEP
- SUPERMODEL Instrumental solo
- ZITTI E BUONI
- HONEY (ARE U COMING?)
- GASOLINE
- Beggin’ [The Four Seasons]
- FOR YOUR LOVE
- GOSSIP
- I WANNA BE YOUR SLAVE
- MAMMAMIA
- ZITTI E BUONI
- IN NOME DEL PADRE
- Overcome
- KOOL KIDS
- Guitar soloTHE LONELIEST
- I WANNA BE YOUR SLAVE
2年ぶり2度目の伝説が生まれた圧巻のパフォーマンスだった。初出演ながらマリンステージに抜擢されたサマソニ2022から異例の速さでヘッドライナーへと駆け上がり、毎度期待を裏切らないパフォーマンスを魅せることで着実とステージアップするマネスキン。東京会場、大阪会場ともに満員電車、芋洗状態の集客力を魅せることで問題視された「洋楽離れ問題」を払拭。むしろ、彼らの存在が洋楽を盛り上がるとさえ思う瞬間があった印象。サマーソニックの運営元の方針としてヘッドライナーを自分たちで育てていくという運営コンセプトがある。実例で言うとthe1975やビリーアイリッシュらが挙げられるが、マネスキンの人気っぷりはまさにその言葉をなぞるようなものであった。ヴォーカルのダミアーノは、フレディ・マーキュリーを彷彿とさせる圧倒的なカリスマ性で観客を支配し、ベースのヴィクトリアはテイラー・スウィフトのような美しさとタレント性を放っていた。ドラマーのイーサン、ギタリストのトーマスも負けじとステージ上で存在感を発揮し、全員がそれぞれの役割を全力で演じていた。マネスキンの未来がどう進化するのか、期待しかない。彼らがこのサマソニの舞台に戻って再び成長を見せてくれることを強く願わずにはいられなかった。
ナッシングバットシーブス サマーソニック2024セットリスト
- oh No :: He Said What?
- Futureproof
- Is Everybody Going Crazy?
- Tomorrow Is Closed
- Impossible
- UnderPerson
- Sorry
- Amsterdam
- Overcome
万博記念公園に場所を移したサマソニ大阪会場は、灼熱の太陽が照りつける過酷な環境。それでも、苛立ちながら感じなからもパフォーマンスを続けるナッシング・バット・シーヴスのフロントマン、コナーの姿に足を運んだ価値を感じた。音量がやや控えめな点は惜しかったが、バンドのパフォーマンス自体は文句なし。セットリストは、3作目『モラル・パニック』と最新作『Dead Club City』を中心に構成され、バンドの進化を感じさせるものだった。
「Oh No :: He Said What?」で始まったライブは、「Is Everybody Going Crazy?」や「Impossible」といった『モラル・パニック』の楽曲で観客を圧倒。コナーの力強いボーカルに加え、最新作からの「Welcome to the DCC」や「Overcome」では、エレクトロ色の強いシンセサウンドが新たな方向性を示した。特に、「Welcome to the DCC」のアップビートなEDM調や、「Overcome」の80sテイストのシンセは、これまでのバンドサウンドとは一味違う魅力を放っていた。ただ、個人的には、デビューアルバムからの曲が一切披露されなかったのが悔やまれる。名曲「Ban All the Music」や「Wake Up Call」、さらには「If I Get High」など、ライブ映えする楽曲が聴けなかったのは残念だった。とはいえ、バンドとしての進化を感じられるセットリストだったのは間違いなく、早く再来日してフルセットで彼らのサウンドを再び体感したいと強く思った。
参照元
サマーソニックオフィシャルサイト
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