【フジロック&サマソニ2025】ラインナップ発表がなぜ遅れてるのか? その理由を徹底考察
音楽ファンが待ち焦がれる 「フジロック」と「サマーソニック」 のラインナップ発表。しかし、今年はラインナップの発表が例年に比べて遅れている。通常、1月~2月には第一弾の発表が行われるが、2025年はまだ沈黙が続いている。
では、なぜ発表が遅れているのか? その理由を考察しつつ、ヘッドライナー候補や今後の動向について探っていこう。
【考察1】ブッキングに苦戦している?
最大の理由として考えられるのは ブッキングの難航。
海外フェスの動向を見ても、2025年のスケジュールが流動的なアーティストが多く、特にヘッドライナー級のアクトの確保が難しくなっている可能性がある。
考えられる要因
- ツアーとフェスの日程が被っている → フェスよりもツアーを優先するアーティストが多く、ブッキングが難航
- 他フェスとの争奪戦 → 欧米のフェスとブッキングが競合
- ギャラ問題 → 円安や物価高騰の影響で交渉が難航
トップアーティストは、フェスに出演しない時代??
近年のフェスが直面する問題は、環境問題やチケット額に見合う集客問題だけではない。
トップアーティストにとって、フェスに出演する魅力が以前ほど高くないことも影響している。
例えば、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、コールドプレイといったアーティストは、世界的な大型フェス「コーチェラ」ですら出演料の支払いが難しいほどの規模に成長。彼らにとっては、フェスに出るよりも自分たちのツアーを開催した方が収益面で圧倒的に儲かる状況にまでファンダムを築き上げた。
【考察2】1~2月の来日アーティストが関係している?
もう一つの理由として、1月~2月に来日公演を控えているアーティストが、サマソニやフジロックにも出演する可能性があるからではないか?
例えば、1月に来日したTycho(タイコ)が、フジロック2025への出演をうっかりばらしてしまい話題になった。こうした“フライング発表”は毎年のように起こっており、昨年もフジロック2024のラインナップ発表前に、インスタにてクラフトワークがノエル・ギャラガーの出演を漏らしてしまうハプニングがあった。
また、2月末に来日予定のアーティストでサマソニやフジロックの出演候補がいるので、発表を控えている可能性もある。例年のブッキング枠を見ても12〜2月に単独公演があるアーティストは夏フェスで再び来日してくれる傾向がある。
ラインナップ発表遅延の理由
- 1月~2月の来日アーティストがフェスに出演する可能性がある
- 来日公演の影響でフェスのラインナップ発表を調整中
- うっかりネタバレしたTycho以外にも、出演予定アーティストがいる?
【考察3】2025年、夏フェスヘッドライナーの鍵を握っているのはGreen Day、もしくはLinkin Park??
【考察2】を踏まえ、Green DayやLinkin Parkの出演があるのでは?と思っている。
- Green Day → 2月21日より始まる15年ぶりのジャパンツアーが全日ソールドアウト、未だ日本で絶大な人気がある。
- Linkin Park → 新ボーカルに『デッド・サラ』のエミリー・アームストロングを起用し再始動2月11,12日のさいたまスーパーアリーナでの単独公演も絶賛の嵐だった。
昨年度サマソニ問題を払拭できるヘッドライナー枠の為、もし決まれば大きな話題となるだろう。
フジロック2025とサマソニ2025 ナイネ枠
ヘッドライナーの予想前に、別のフェスと出演が被っており残念ながら出演ナイネ枠を紹介
フジロック2025 出演アーティスト ナイネ枠
【FUJIROCK2025 出演ナイネ枠】
フランツフェルナンド、カサビアン、クークス、ブロックパーティー、
スノーパトロール、ジェイクバグ、ザ ラストディナーパーティー、ケミカルブラザーズ
サマーソニック2025 出演アーティスト ナイネ枠
【SUMMERSONIC2025 出演ナイネ枠】
Jamie XX,The Last Dinner Party,WET LEG,IDLES,Queens of Stones Ages,DJ SNAKE,Vampire Weekend,Luvcat,Chappend Roan,JUSTICE
【フジロックはまとめて発表へ】既に決まっているヘッドライナーは大編成バンド?
フジロック運営側は、例年よりもラインナップ発表が遅れることをアナウンス済み。ただし、 その代わりに一気に発表する予定だという。
さらに、 ヘッドライナーのひと枠は「大編成のバンド」に決定済み との情報もある。
大編成バンドの可能性があるアーティスト
- Arcade Fire(アーケード・ファイア) → 近年活動再開、フジロック向き
- LCD Sound System(LCDサウンドシステム) → 日本のフェスで大編成バンドといえば
- The Cure(ザ・キュアー) → 今年の夏にリリースされる新譜のプロモ来日
- Slipknot(スリップノット)→ ノットフェスを苗場で!?
- ELECTRIC CALLBOY(エレクトリック・コールボーイ)→BABYMETALとのコラボで人気急上昇!
このあたりのバンドがフジロックのヘッドライナーとして発表される可能性は十分ある。
【サマーソニック2025】ビリーアイリッシュの出演叶うか!?
近年のサマソニの傾向を踏まえると、初日はロック系、もう片方はヒップホップやR&B、あるいは勢いのある女性アーティストがヘッドライナーを務める可能性が高そうだ。
この流れから、サマーソニック2025のヘッドライナー候補として有力視されるアーティストを予想してみよう。
サマソニ2025 ヘッドライナー候補① ビリー・アイリッシュ
SNS上で「出演リクエスト」が圧倒的に多かったアーティスト。実は、サマソニ運営は2024年の開催前にすでにビリーにオファーを出していたが、新作の制作に集中するため辞退したという背景があったので、
今年こそ、新作を引っ提げてのプロモーション来日が実現する可能性は十分ある。フェスのヘッドライナーとしての存在感は抜群なだけに、期待したい。
サマソニ2025 ヘッドライナー候補② チャーリーXCX
最新アルバム『Brat』がキャリア最高傑作と評され、世界的に大きな話題となったチャーリーXCX。彼女のツアースケジュールを見ると、サマソニのタイミングで来日できる状況にあるため、ヘッドライナー出演の可能性は高い。
また、彼女の単独公演が実現しにくいことを考えると、日本のフェスならではの特別感も演出できそうだ。
*昨年話題となった「ブラット・サマー現象」をサマソニで体感したい!という声も多く、熱い期待が寄せられている。
サマソニ2025 ヘッドライナー候補③ デュア・リパ
ビリー・アイリッシュと同様、SNS上で「ぜひ出てほしい!」という声が多く、運営側もすでに早い段階でヘッドライナーとしてオファーを出しているとされる。
昨年開催されたさいたまスーパーアリーナ2days公演は即完売だったことから、サマソニのヘッドライナーとしても十分な集客力を持つアーティストだ。現在のツアースケジュールに空きがあることからも、サマソニ出演の可能性は十分あるといえる。
気になるBBC SOUND OF受賞者からの出演について
フェスの醍醐味のひとつは、これからの活躍が期待される新人アーティストとの出会いだ。特に「BBC SOUND OF」の受賞者は、世界的に注目される実力派ばかり。
昨年のフジロックには、Kenya Grace(ケニア・グレース)、Peggy Gou(ペギー・グー)、ラスト・ディナー・パーティーが出演。特にThe Last Dinner Party(ラスト・ディナー・パーティー)は、ホワイトステージで圧巻のパフォーマンスを披露し、初来日ながらもベテラン勢に負けない存在感を放った。
一方サマーソニックでは、2023年の「BBC SOUND OF」1位FLO(フロー)が2023年に登場。2024年には同じく受賞者のNia Archives(ニア・アーカイブス)、さらにアマピアノの歌姫Tyla(タイラ)も出演し、注目を集めた。
今年は誰が出演するのか? 2025年の「BBC SOUND OF」1位チャペル・ローンは、すでに海外フェスでヘッドライナーを務めるほどの人気ぶり。ギャランティーの問題もあるが、もし彼女がフジロックやサマソニに出演すれば、アジア圏のリーディングフェスとしての評価もさらに高まるはず。どのアーティストが選ばれるにせよ、今年のラインナップも見逃せない。
【まとめ】2025年の夏フェスのラインナップの発表はいつ? そして何を期待すべきか?
フジロック&サマソニのラインナップ発表が遅れている理由
- ブッキングに苦戦している可能性(他フェスとの争奪戦&ギャラ問題)
- 1~2月に来日するアーティストが関係している可能性(発表タイミングの調整)
- フジロックは例年より遅れているが、出演アクトを纏めて発表する予定
発表が遅れている分、 発表の瞬間はかなりのインパクトがあるはず!
音楽ファンなら、公式アナウンスを見逃さずにチェックしておこう!
コメント