（予告）SWEDISH POP CARNIVAL in TOKYO 2025 ─ ライブ参戦レポート間もなく公開！
スウェディッシュ・ポップ黄金期の再来をこの目で見た！
90年代〜2000年代を彩ったスウェーデンの名アーティストたちが、2025年に東京・大阪へ集結したSWEDISH POP CARNIVAL 2025（スウェディッシュ・ポップ・カーニバル）。出演アクトはThe Cardigans（カーディガンズ）、Meja（メイヤ）、Cloudberry Jam（クラウドベリー・ジャム）ら計３組が出演。スウェディッシュ・ポップを象徴するアーティストが一夜で体験できる奇跡のフェスティバルとなる。
今回は東京ガーデンシアターの会場に参戦。会場で感じたライブの熱気・音の立体感・観客の一体感をまとめた参戦レポートをまもなく公開予定だ。その前に、当日の印象をクイックレビューとして少しだけお届けする。
Meja（メイヤ）｜アコースティックで魅せた静かな幕開け
オープニングアクトのメイヤは、シンプルなステージセットで登場。
最初はシンプルで控えめなステージに少し驚かされたが、その理由はすぐにわかった。今回はバンド編成ではなく、アコースティックセットでのライブ展開であった。静かにパフォーマンスが始まると、アコギ中心の楽曲が彼女の透明感ある歌声と抜群にマッチし、歌唱力の高さが際立ち聴き入ってしまう。『Rainbow』『All ’Bout The Money』『How Crazy Are You?』などの名曲を次々と披露し、オーディエンスを魅了。ラストは、ジブリ映画『耳をすませば』のテーマ曲として日本との親和性高く、またメイヤ自身もカバーアルバムとして楽曲リリースしているジョン・デンバー『Take Me Home, Country Roads」を日本語カバー。優しく温かな歌声が会場を包み込み、感動的な余韻を残した。まさに、スウェーディッシュ・ポップ・カーニバル2025の幕開けにふさわしい北欧の風を静かに感じる美しいステージだった。
Cloudberry Jam（クラウドベリー・ジャム）｜軽やかで力強い再始動
続いてステージに登場したのは20年ぶりの来日となったクラウドベリー・ジャム。「Going Further」で勢いよくライブがスタート、この時点で“最高のステージになる”予感が漂っていた。序盤にベースアンプのトラブルがあったものの、メンバーは巧みなMCでそれを笑いに変え、会場をしっかり盛り上げるシーンもあり印象深かった。
楽曲面でいうと「Nothing to Declare」や「Another Moment Follows」「Direction Still Unknown」など当時のポップシーンを支えた名曲を次々に披露。また、往年の名曲以外にも新曲「Summer Is Over」も演奏あり、楽曲の強さとグルーヴ感あふれる演奏で会場を沸かせた。個人的には「SWEDISH POP CARNIVAL 2025」ベストアクトだ。しかしながら一点伝えると、今回はバンドセットのみでの来日だったため、音源で印象的なホーンの響きが聴けなかったこと。だからこそ、次回はホーンセクションを加えた編成で再来日してほしい。クラウドベリー・ジャムらしいジャズのエッセンスを活かしたライブパフォーマンスをぜひ観てみたい。そんな風に思わせるステージだった。
The Cardigans（カーディガンズ）｜北欧ポップの頂点を証明
さていよいよ、SWEDISH POP CARNIVAL 2025も終盤。トリを飾ったのは12年ぶりの来日となるカーディガンズ。バンドメンバーたち、そしてグリーンの衣装で登場したニーナ・パーションが姿を現すと会場は本日一番の歓声に包まれた。今回のライブで感じたことはデビュー30年以上経っても廃れないニーナのカリスマ性と抑揚のあるバンドの演奏力。一見、ニーナのカリスマ性に隠れてしまいそうだが演奏力が際立ったアレンジでポップバンドとしての面白みを感じられるステージだった
「Sick & Tired」「Rise & Shine」「Lovefool」など90年代を象徴する名曲が次々に響き渡り、幸福感に満ちたステージに。ラストは「Carnival」「My Favourite Game」の流れで華やかに幕を閉じた。北欧ポップの魔法が再び東京を包み込んだ夜だった。
🎤 スウェディッシュ・ポップ・カーニバルのライブレポートはまもなく公開予定！
現地の熱気と会場の空気をそのまま伝える詳細レポートを近日アップ。
北欧ポップ黄金期の再来を、ぜひもう一度体感してほしい。
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