映画版 ウィキッドの魅力:ミュージカルとは異なる見所をご紹介

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Wicked – The Movie

映画版『ウィキッド ふたりの魔女』の魅力:ミュージカルとは異なる新たな魔法にかかろう

そもそも『ウィキッド』とは?

『ウィキッド』『オズの魔法使い』の前日譚として描かれた物語。西の悪い魔女・エルファバが緑色の肌を理由に受ける差別や偏見をテーマに、ルッキズム問題煽動の危険性を描いたミュージカル作品でもある。本場ブロードウェイで人気ぷりはもちろんのこと、ここ日本でも劇団四季による舞台『ウィキッド』をご覧になりファンになった方も多いはずだ。(私もその一人だ)
そして2024年、長年の沈黙を破り待望の映画版が誕生。ミュージカルの感動をスクリーンで再現しつつ、映画ならではの魅力を加えた本作は、一体どんな作品なのか?

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映画版 ウィキッドの魅力:ミュージカルとは異なる見所をご紹介 DJPLUM ADVENTURETIMES

本国アメリカで記録的な大ヒット!!

幅広い層から愛されている本作は、ブロードウェイミュージカル原作の映画として歴代最高となる3億5000万ドル以上の興行収入を記録し、大ヒットを達成している。

映画版ならではの魅力

映画版でしか体験できない魅力その①:最高のキャスティング

エルファバ役には、トニー賞受賞のシンシア・エリヴォ。圧倒的な歌唱力と演技力を兼ね備えた彼女は、まさにエルファバそのもの。

そしてグリンダ役には、世界的ポップスターのアリアナ・グランデ。海外ドラマ『Victorious』『Sam & Cat』で見せた愛らしく天真爛漫なキャラクターは、グリンダにぴったりだ。また、演技だけではなく歌唱パートも流石のDivaぷりで、R&Bシンガーとしての主張は抑えたミュージカルらしい表現力が際立ち、高音パートも圧巻!映画版『ウィキッド』ならではの魅力が詰まっており、長年のファンにとっても見逃せない仕上がりだ。

さらに、ブロードウェイ版オリジナルキャストのカメオ出演も!どこで登場するのか、ファンならずとも見逃せないサプライズが用意されている。

映画ウィキッド ふたりの魔女 DJ PLUM

映画版でしか体験できない魅力その②:幻想的な映像美を楽しめる

ミュージカルでは表現しきれなかった圧倒的なビジュアルとVFX技術がスクリーンに展開。特に、エルファバが塔の窓際で箒を手に黒いマントを翻すクライマックスのシーンは、まさに「魔女」としての覚醒の瞬間。その圧巻の演出に、鳥肌が立つこと間違いなし。

エメラルドシティの幻想的な風景や、映画独自のビジュアルで描かれるディラモンド教授など、スクリーンならではの新たなウィキッドの世界が広がっている。映画の終盤、策略にはまりエルファバの魔術によって望まぬ道へと引き寄せられることになった猿たちの描写は映画ならではの視点で描かれ、より感情に訴えかける仕上がりになっている。

映画版でしか体験できない魅力③:その俳優たちの表情を間近で楽しめる

舞台では味わえない、エルファバとグリンダの微細な表情や感情の動きが、スクリーンでは克明に映し出される。特に、対照的な性格の二人が初めて心を通わせるダンスパーティーのシーンは、映画ならではのエモーショナルな演出が加わり、涙なしには観られない名場面に。

また、メインキャラクター以外のボック(グリンダに好意を寄せる心優しい青年)ファエロ(ウィンキー国の王子様)といったキャラクターの描写も深まり、それぞれの背景や心情により共感できるようになっている。
*小ネタ:グリンダ役のアリアナとボック役のイーサン・スレイターは現在交際中。映画では叶わなかった恋が、現実では実を結んでいる!

ザウィキッド ふたりの魔女

続編『ウィキッド Part2』はいつ公開?

2025年11月21日にアメリカで『Wicked: For Good』が劇場公開予定。本作のタイトルは、エルファバとグリンダが歌う名曲『For Good(あなたを忘れない)』から取られており、二人の絆をより深く描くことが期待される。

しかし、日本での公開日はまだ未定。ミュージカル版の第一幕と同じく『Defying Gravity』で締めくくられた本作の続きが待ち遠しい限りだが、日本でも必ず公開されることを願いたい。

映画『ウィキッド』を彩る名曲を厳選紹介!

What Is This Feeling

対照的な2人の魔女による初のデュエットナンバー

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ミュージカル作品を代表するポップソングを圧倒的な歌唱力で!

*これまで多くのアーティストによってカバーされた本楽曲だが、実はアリアナのデビューアルバムでもMIKAをゲスト起用しカバー曲として収録されている。アリアナとの特別な繋がりを持つ本楽曲を、グリンダとして歌う姿に感慨深さを覚える。

Defying Gravity

涙なしには見られない圧巻のクライマックスを際立たせる名曲

最後に、映画版ウィキッドの感想について

ミュージカル・ウィキッドのファンの期待を超えるように原作に忠実かつ独自の視点を取り入れた本作は、これまでのミュージカル映画の中でも群を抜いて素晴らしい仕上がりになっている。映画版とミュージカル版それぞれ異なる魅力を持つので是非スクリーンで見てほしい。最高のキャスティング、圧倒的な映像美、スクリーンだからこそ味わえる感情の機微。そのすべてが、観る者を新たなウィキッドの世界へと誘ってくれる。

そして、この魔法の物語はまだ終わらない。続編『Wicked: For Good』がどのように二人の運命を描くのか、今から期待が高まるばかりだ。
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映画版ウィキッドの感想について DJPLUM アドベンチャータイムズ



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