ザ・ウィークエンド、新曲Sao Paulo/サンパウロをリリース

COLUMN

The Weeknd São Paul

ザ・ウィークエンド、新曲Sao Paulo/サンパウロをリリース

ザ・ウィークエンド|サンパウロ

ザ・ウィークエンドが*Anitta/アニッタをフィーチャーした新曲São Paul/サンパウロをリリース。ブラジルを代表するアーティストである*アニッタとのコラボとなる本楽曲は、新たな一面を引き出している。特記すべきは、グルーヴィーでダンサブルなレイヴファンクの導入したことだ。ビートが多層的に変わりながら進行していく『サンパウロ』は、レイブファンクという実験的なサウンドの取り入れながらもウィークエンドらしさを見失いダンサブルなブラックミュージックに仕上がっている点が素晴らしい。

尚、本楽曲は、来たる新作『Hurry Up Tommorrow』収録曲として先行リリースされた『Dancing in the Flames』とプレイボーイ・カルティとのコラボレーションとなる『Timeless』、続く第三弾の新曲となっている。
*今回リリースされたSao Pauloは先日行われた924日にブラジル・サンパウロのスタジアム モルンBISでの衝撃的なライヴの際にアニッタとともに未発表楽曲としてパフォーマンスされている
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レイヴファンクで引き出された新しい魅力

ザ・ウィークエンドの音楽における革新はこの『Sao Paulo』でも健在。というのもこれまでリリースされた新曲『Dancing in the Flames』『Timeless』とは全く違うスタイルに仕上がっており、新たな試みとして*レイヴファンクを取り入れた楽曲として話題を呼んでいる。また、本楽曲は、先日のサンパウロ公演で共演したトラヴィス・スコットを思わせるビートチェンジも起用しており、楽曲の流れがめまぐるしく変化。

これが、彼が得意とするメランコリックなトーンに絶妙にマッチし、予想外の展開に引き込まれる点も魅力的な部分である。
レイヴファンク
レイヴ(クラブでの電子音楽イベントのこと)ファンクが融合したジャンル。強いリズム感やグルーヴを重視するファンクとシンセサイザーやサンプルを多用したエレクトロミュージックを組み合わせたジャンル。ダンスフロアに向けて作られたノリの良い音楽が特徴。

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ハロウィンシーズンにピッタリな奇妙な世界観のMV

本楽曲のMVも見逃せない。ハロウィンシーズンに合わせた奇妙で不気味なビジュアルが話題を集めていて、幻想的なシーンがレイヴファンクの持つ妖しさと見事にシンクロしている。この異次元的な映像は、ザ・ウィークエンドが常に作り上げてきた世界観の中でも新鮮さを感じさせ、聴覚だけでなく視覚的にもゾクゾクさせてくれる。『Sao Paulo』は、ザ・ウィークエンドのレイブファンクという新たなるサウンドともに異次元の空間に足を踏み入れたような感覚を楽しませてくれる楽曲だ。
“São Paulo”のミュージック・ビデオと音源はこちらから。



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最後に、ザ・ウィークエンドの3部作にして最終作『ハリーアップトゥモーロー』について

ザ・ウィークエンドが3部作となる『アフター・アワーズ』『ドーンFM』に続く最終章として『ハリー・アップ・トゥモロー』の仕上げに取り掛かっているとのこと

アルバムの発表に伴うプレス・リリースによると、新作は「プロジェクトの創造的頂点であり、最終章となる第3章。ファンを完結編への期待で燃え上がらせている最新作の予告編で見られたような実存的で自己言及的なテーマをもとに作られた作品」とされている。最終章に相応しい壮大なコンセプトアルバムになるとのこと。

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ザ・ウィークエンドの3部作にして最終作ハリーアップトゥモーロー
参照元
ユニバーサルミュージックジャパン・ザウィークエンド公式ページ



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