スプラッシュ・マウンテンがリニューアル?花王がスポンサー撤退

COLUMN

東京ディズニーランドの「スプラッシュ・マウンテン」、スポンサー花王が撤退

スプラッシュ・マウンテンから花王のロゴが消えた

東京ディズニーランドの人気アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」から、
長年掲出されてきた花王(Kao)のロゴが姿を消した。

花王は2015年からスプラッシュ・マウンテンのオフィシャルスポンサーを務めており、
入口のプレートや公式サイト、ガイドマップなどにロゴが記載されていた。
清潔感・自然・爽やかさを打ち出す同社のブランドイメージが、
森と動物たちの物語を描くアトラクションの世界観と見事に調和していたこともあり、
ファンの間では『スプラッシュ・マウンテン=花王』というイメージが定着していた。

しかし、2025年11月1日付でスポンサー契約が終了。同時に公式サイトからも花王の名前が削除され、一部のファンが「リニューアルやアトラクション終了の前触れでは?」とざわつきを見せている。
東京ディズニーランドの「スプラッシュ・マウンテン」、スポンサー花王が撤退 DJPLUM

世界のスプラッシュ・マウンテンはすでにリニューアル

米国のカリフォルニアとフロリダにあった「スプラッシュ・マウンテン」は、
2023年に相次いでクローズ。現在は映画『プリンセスと魔法のキス』を題材とした新アトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー(Tiana’s Bayou Adventure)」としてリニューアルされた。

背景には、スプラッシュ・マウンテンの原作である
1946年公開のディズニー映画『南部の唄』における人種描写の問題がある。
同作は1986年以降、米国内で“封印作品”とされており、
近年ではSNSや署名運動を通じて再検討を求める声が高まっていた。

そのため、ディズニーは2020年にリニューアル方針を公式発表
新しいテーマとして、アフリカ系ディズニープリンセス“ティアナ”を主軸に据えた
新ストーリーへと転換を進めてきた。

結果として、今やオリジナルのスプラッシュ・マウンテンは日本だけに残されている。ティアナのバイユー・アドベンチャー DJPLUM

花王撤退は「リニューアル準備」か、それとも偶然か?

今回のスポンサー撤退に関して、公式には「契約期間の満了」とされているが、
タイミング的には2025年1月14日〜2月12日の
クローズ期間**が発表された直後である。

このことからファンの間では、
日本版もリニューアル準備に入るのでは?」という見方が強まっている。

特に、海外同様に“ティアナ版スプラッシュ”へのリニューアルが
日本にも導入される可能性は以前から噂されてきた。
花王の撤退が単なる契約満了ではなく、新しいスポンサー(=新アトラクション)への布石ではないかそう推測する声も少なくない。

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スポンサー撤退=アトラクション終了ではない

これまで散々不安を煽いできたがご安心頂きたいのが、スポンサー契約の終了=アトラクションの終了、というわけではない。
過去にも「ホーンテッドマンション」(旧セコム提供)や
スタージェット」(JAL提供)など、スポンサー撤退後も継続運営された事例がある。

スプラッシュ・マウンテンも、もともと1992年開業当初は日産自動車がスポンサーを務めていたが、2006年に契約を終了。その後、しばらくスポンサーなしの期間を経て、
2015年に花王が新スポンサーに就任していた。

そのため、「花王の撤退=アトラクションの終焉」という見方は早計だろう。
しかし今、東京ディズニーランドの“スプラッシュ・マウンテン”は
世界で唯一残されたオリジナル版という現実がある。

スプラッシュ・マウンテン DJPLUM

世界最後の「スプラッシュ・マウンテン」はどうなる?

もしリニューアルが現実となれば、“クラシック版スプラッシュ・マウンテン”を体験できるのは日本が最後となる。

東京ディズニーリゾートの公式発表はまだないものの、
クローズ期間やスポンサー撤退の動きからは、
何かが動き始めている”気配を少しながら感じさせる。

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最後に、ディズニーランドスプラッシュマウンテン 花王の撤退が示すもの

花王の撤退は、単なる企業契約の終了というよりも、
東京ディズニーランドの次なる変化の前触れと見るのが自然だろう。
アメリカでは「ティアナ」が多様性と再生の象徴として新時代を切り拓いた。
そして今、日本でも“ディズニーの価値観の進化”が問われるときが来ているのかもしれない。

▼参考ページ:ディズニー公式サイト
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/attraction/detail/162/

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