「年に一度は映画館に行く」アメリカ人は半数以上、若年層ほど映画館を訪れる傾向が明らかに

アメリカ人の半数以上が、年に一度は映画館を訪れていることが明らかになった。
米国の調査機関 Pew Research Center が2025年夏に実施した調査によると、アメリカ人の53%が過去1年間に映画館で映画を鑑賞したと回答した。
特に注目すべき点は、映画館を訪れる割合が若い世代ほど高いこと。
18歳〜29歳の若年層では67%が映画館に足を運んでおり、3人のうち2人が劇場で映画を観ていることになる。
年代別に見る映画館利用率 – 若者ほど映画館に足を運ぶ傾向
今回の調査では、年代別の映画館利用率も明らかになった。
18歳〜29歳 – 67%
30歳〜49歳 – 60%
50歳〜64歳 – 48%
65歳以上 – 39%
この結果から、若い世代ほど映画館を利用する割合が高いことがわかる。
近年のハリウッドでは映画ヒットの重要な要素として「Z世代の支持」が挙げられることが多いが、今回の調査結果はその傾向を裏付けるものとなった。

ストリーミング時代でも映画館は健在

2020年のコロナ禍では映画館の営業停止が相次ぎ、その間に
Netflix
Disney+
などの配信サービスが急速に普及した。
それでも、映画館で映画を観るという文化は完全には消えていない。
調査では、過去1年間に一度も映画館に行かなかった人は7%のみで、映画館体験が依然として多くの人に支持されていることがわかった。

北米映画市場の変化 チケット販売数はコロナ後に減少
北米(アメリカ・カナダ)の映画市場では、チケット販売数が近年変化している。
ピークとなったのは2022年で、
年間チケット販売数は約16億枚に達した。
その後は減少傾向にあり、
2019年
約12億枚
2025年
約7億6,920万枚
という結果になっている。
2025年の数字は単純計算で1人あたり年間約2回映画館に行く計算となる。
男女・所得・人種別の傾向
今回の調査では、年代以外にも様々な属性ごとのデータが発表された。
男女別
男性:53%
女性:54%
ほぼ同じ割合となっている。
人種別
ヒスパニック系:59%
白人:53%
アジア系:53%
黒人:49%
所得別
高所得:64%
中所得:57%
低所得:43%
この結果から、映画館利用率は所得の高さともある程度相関していることがわかる。
2025年〜2026年映画利用割合調査 日本の映画市場との違い
日本でも映画館の利用についての調査が行われており、
映画を観るなら映画館:36%
海外映画を観る:20%という結果が出ている。
配信サービスが普及した現在でも、
映画館は特別なエンターテインメント体験の場所として一定の支持を得ている。

映画館はZ世代に支持されている
今回の調査からわかったポイントは次の通り。
アメリカ人の53%が年に1回以上映画館に行く
若い世代ほど映画館利用率が高い
ストリーミング普及後も映画館文化は継続
映画鑑賞のスタイルは変化しているが、
大画面と音響で体験する映画館は依然として特別な存在だ。
今後、映画館がどのようなエンターテインメント空間へ進化していくのか、映画業界にとって重要なテーマとなりそうだ。



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