サマーソニック2025 Day2 ベストアクト徹底レビュー
ベストアクトNo.1 アリシア・キーズ ― 伝説の夜を刻んだ完璧のヘッドライナー
サマーソニック2025 アリシアキーズ セットリスト
- Fallin’
- New Day
- Love Looks Better
- Limitedless
- You Don’t Know My Name
- Teenage Love Affair
- Karma
- Try Sleeping With a Broken Heart
- Un-Thinkable (I’m Ready)
- Like You’ll Never See Me Again
- If I Ain’t Got You
- Underdog
- Girl on Fire
- Bad Bitch (Awich cover) (With Awitch, NENE, LANA, MaRI, and AI)
- Empire State of Mind (Part II) Broken Down
- Sweet Dreams (Are Made of This) (Eurythmics cover)VS In Common
- Happiness by AI
- No One (with AI) (mashup with “Happiness”)
2008年以来、実に17年ぶりのサマソニ出演。日本の地を踏むのも12年ぶりということで、会場の熱量は最初からピークだった。前回のサマソニではコールドプレイと共演し「Clocks」を弾き語りした姿が記憶に刻まれているが、今回はキャリアと風格をまとった“クイーンオブディーバ”として圧倒的な存在感を放った。

オープニングから圧倒的
開幕を告げたのはデビュー曲「Fallin’」。アカペラのリフレインが夜風に溶け、ピアノを弾きながら歌うアリシアの姿だけで会場が静まり返る。そこから「New Day」「Love Looks Better」といった高揚感を煽る楽曲で畳み掛け一気にフェス仕様のテンションへ引き上げ、観客を涙と歓喜の渦に巻き込んだ。
サマソニならではの日英がクロスオーバーした衝撃のコラボ
最大のサプライズは、Awich、NENE、LANA、MaRI、AIが登場した瞬間。『Bad B*tch 美学 Remix』が始まると、女性版アベンジャーズのような豪華競演が繰り広げられ、会場は熱狂の頂点に達した。この共演はサマソニ2025限定。2日後のエクストラ公演ではアリシア単独のパフォーマンスだったため、まさに“この夜しか見られない奇跡”だった。
女性版アベンジャーズ??涙なしには見られない圧巻のクライマックス
「Empire State of Mind (Part II)」では「New York!」を「TOKYO!」に変えて歌い上げ、観客を沸かせる。最後は、AIとの「ハピネス」とアリシア「No One 」のマッシュアップでボルテージは最高潮。サマソニ名物の花火と重なったフィナーレは、まるで映画のクライマックスのようだった。
アリシア・キーズのヘッドライナーについて、完全に予想外の発表で当初は『フェスで見たいアクトじゃない』『インパクトが弱い』など批判の声も少なからず見られた。ビリーアイリッシュやサブリナ・カーペンター、チャーリーXCX、チャペルローンを期待してた人はそうだろう。しかしながら、アリシア・キーズのステージはまさに圧巻で「伝説の一夜」としてサマソニの歴史に刻まれるベきパフォーマンスだった。実際アリシア良かったのコメントが溢れていた。間違えなくサマーソニック2025 ベストアクトに違いだろう。

ベストアクトNo.2 カミラ・カベロ ― 夏フェスを彩ったラテン・ディーバ
初のソロステージで大歓声
サマーソニック2025 カミラ・カベロ セットリスト
- Shameless
- Liar
- baby pink
- HE KNOWS
- Dade Country Dreaming
- Never Be the Same
- Chanel No.5
- Quiet
- My Oh My
- Señorita
- Bam Bam
- B.O.A.T.
- Bad Things
- Move (Remix) (Adam Port & Stryv)
- Havana
- I LUV IT
カミラ・カベロがサマソニに初のソロ出演。登場した瞬間に「かわいい!」という声が四方八方から響き渡り、彼女の一挙一動に観客が熱狂。純白の衣装と白いキューブ状のステージセットはシンプルながらも映像演出とマッチし、まるでライブ版のミュージックビデオを見ているかのようだった。

サマーアンセム尽くしのセットでマリンステージを沸かせる
披露されたのはラテン調の「Havana」ロックフェスらしいアレンジが成された「Never Be the Same」、新作から「I Luv It」といったアンセムに加え、ショーン・メンデスとのデュエット「Señorita」や意外な選曲でMGKとのバラードによる「Bad Things」、エドシーランとこれまた夏らしいアンセム「Bam Bam」といったコラボ楽曲を披露。ラテンのリズム、ハウス調のエレポップなビート、そしてバラードまで幅広い楽曲を網羅し、夏フェスらしい幸福感と熱狂を生み出した。
サマソニのステージで証明して魅せたディーバとしての圧倒的な存在感
ステージの完成度はもちろんカミラのパフォーマンスも圧巻。「カミラを見られただけでチケット代の元を取れた」と思えるほど満足できる内容で、実際SNS上にも同様の意見が多かった印象。ラテンの風を吹かせながら、世界的トップディーバとしての存在感を改めて証明した。

ベストアクトNo.3 ソンバー(Sombr) ― ビリーアイリッシュの衝撃再び?
20歳にして圧倒的オーラ。新たな新世代のインディロックスターをこの目で見た
サマーソニック2025 ソンバー セットリスト
- we never dated
- i wish i knew how to quiet you(新曲)
- 12 to 12
- undressed
- would’ve been you
- caroline
- Back to Friends
*セットリストについては新曲を織り交ぜたステージのため曲名がわからないのが何曲かあるため現時点で確認できた楽曲のみ記載
今最も聴かれている大型新人、20歳のソンバー(Sombr)。胸元を開けたスタイルにサングラス姿で登場すると、すでに貫禄漂う佇まい。その初ステージは創造以上にロックでそして衝撃的だった。

デビューアルバムから大胆に披露
オープナーは先行シングル「we never dated」。そこから8/22にリリースされたデビューアルバム『I Barely Know Her』収録曲と既存曲を織り交ぜたセット。まだ音源すら聴けない新曲中心という攻めのセットに、デビュー作への自信が垣間見えた。
楽曲面で言うとアコギの弾き語りスタイルとなった「caroline」や「would’ve been you」といった美メロナンバーがサマソニのセットでも際立ったナンバーになっておりオーディエンスを魅了。ラストは『Back to be friends』ではベースを弾いているの兄との掛け合いを見せたりするなど最後はフレッシュにステージを去った。
80年代のアンセムをインディロックに昇華した新曲も
初ステージながら新曲多めのセット。その中でも特に印象に残ったのは、ティアーズ・フォー・フィアーズ『Everybody Wants to Rule the World』を彷彿とさせる新曲『i wish i knew how to quiet you曲i wish i knew how to quiet you』。ノスタルジックな響きとキャッチーなリフをソンバー流に解釈したサウンドで、オーディエンスの心を強烈に掴んだ。

次世代のインディーロックスター誕生の瞬間
美しいファルセットと力強い歌声を使い分け、インディーロックの新たな象徴として観客を魅了。今後のキャリアが一気に開花していく予感を抱かせたステージだった。

ベストアクトNo.4 ティナーシェ ― すごいのは歌声だけじゃない
シンガー×ダンサーの二刀流
サマーソニック2025 ティナーシェ セットリスト
- Getting No Sleep
- Needs
- Link Up
- Bouncin / Bouncin’, Pt. 2
- The Worst in Me (KAYTRANADA cover)
- Gravity
- X
- My Oh My
- Señorita
- All Hands on Deck
- 2 On
- Bad Things
- No Broke Boys
- Nasty
R&Bシンガーティナーシェは、歌唱力だけでなく圧巻のダンスパフォーマンスで魅了。バンドを従えるのではなく、バックトラックとダンサーによるショー構成で、ストリートクイーンらしい存在感を放った。

ショー演出の巧妙さ
ティナーシェの衣装チェンジや休憩の時間も工夫されていて、バックスクリーンにはMV映像に合わせたリミックス音源が流れ、観客を退屈させない演出が印象的でクラブとライブの境界を溶かすような演出がマウンテンステージを沸かせた。
クラブアンセムで畳み掛ける終盤
終盤は「2 On」「No Broke Boys」、そして大ヒット曲「Nasty」で一気に畳み掛ける展開。観客を完全にクラブ状態に引き込み、30分という短い持ち時間を感じさせない濃密なステージだった。

次回への期待
「Me So Bad」や「All My Friends」などのアンセムが聴けなかったのは惜しいが、それ以上に圧倒的な存在感を残した。次回はぜひもっと遅い時間で長尺で観たいアクトだ。

最後に、サマソニ2025 感想
サマソニ2025 Day2は、アリシア・キーズの伝説級パフォーマンスを筆頭に、カミラ・カベロの華やかなポップショー、ソンバーの衝撃的デビュー、そしてティナーシェによるフィジカルパワー全開のステージ、そしてビーチステージにはラテンのスーパースターフェイドによる多彩なアクトが出演した。特にアリシア・キーズの夜は「サマソニ史に残る伝説」として語り継がれることは間違いないだろう




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