フジロック2025 最終日|12年ぶりの来日、HAIMが魅せたエンタメ性と少しばかりの内省的な一面を兼ね備えたインディー・ロックショー
We Quit Winter!!!
フジロックへの出演は、デビューアルバムのリリース以来12年ぶり。それだけでも観る価値は十分だったが、今回は新作『I Quit』引っ提げての来日になるので絶好のタイミングで出演。ヘッドライナー・Vampire Weekendの裏という悩ましい時間帯で、どちらを観るか悩んだ人も多かったに違いない。というのも、Vampire Weekendが好きな人はHAIMも聴いているし、その逆もまた然り….苦渋の選択の結果、HAIMを選ぶことに。Vampire WeekendのステージをHAIMが始まる10分前に抜け、ホワイトステージに移動したが既にホワイトステージは身動きが取れないほどの満員。その人気と期待値の高さが肌で感じられた

オープナーは“The Wire”フジロックカムバックに相応しい選曲
ライブの幕開けは、デビューアルバムからの代表曲「The Wire」。長らく日本に戻ってこなかった彼女たちの「ただいま」という気持ちがこもったような選曲に、会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こった。

Haim フジロック2025のセットリストは、新旧ヒット曲を織り交ぜたフェス向けのセットで構成
本ライブの軸は、3rdアルバムの最高傑作『Women in Music Pt. III』と新作『I Quit』の楽曲を中心にセットを組まれていた。
オープナー『The Wire』以降のセットでは、3rdアルバムの楽曲が光っており「Now I’m In It」で原曲よりもロック寄りのアレンジを披露、続いては涙腺崩壊感動的なナンバー「Don’t Wanna」、ハイムらしさが際立つ名曲「Steps」へと流れていった。また、「Gasoline」ではリミックス版テイラースイフトの力強く歌い上げるところを真似して歌うお客さんが多い印象。会場の一体感が最高潮に。
もちろん新作『I Quit』のナンバーも負けておらず、R&Bテイストのアプローチが際立つ先行シングル『Relationship』や『Down To Be Wrong 』などの重要局面を支える名曲として披露されていた。
セットリストは、3rdアルバム『Women in Music Pt. III』を軸にしつつ、新作『I Quit』のシングルや、「Want You Back」などの過去のヒット曲を織り交ぜたフェス仕様のベストな構成だった。
中でもハイライトは、「Summer Girl」
セクシーなサックスが加わり、原曲以上の広がりと哀愁を増した本楽曲は、ステージ後方のスクリーンに映し出された『I Quit Winter』」のメッセージともシンクロし、
このステージを終わらせてほしくない。永遠に夏フェスを体験したいと思わせるパフォーマンスから、多くのSNSユーザーがこの言葉を引用していたのが印象的だった。

Haim ホワイトステージの音響トラブルに直面するも圧巻のパフォーマンスで吹っ切る
音響面では少しトラブルもあったが、それを忘れるほど歌の完成度が素晴らしかった。
また、三姉妹によるちょっとしたやり取りがまるで舞台コントのような笑いを誘い、3姉妹でドラム(太鼓?)を叩くパフォーマンスや、長女ダニエルがドラムを叩きながらThe Stepsを歌いシーンも。三姉妹たちの仲の良さと自然体なステージングが伝わってくる、心地よいライブだった。
フジロック2025 最終日のベストアクトは??
Xを中心に、「最終日のベストはHAIMだった」という声が多かった印象で
ヘッドライナーVampire Weekendを差し置いて、オーディエンスの記憶に深く残るステージであった。置き土産として三姉妹から来日公演の噂を示唆する発言があった。次回は新作『I Quit』を掘り下げたセットの単独公演も期待しても良さそうだ。

DJPLUM ADVENTURE TIMES Haim 紹介動画
個人的に、フジロック2025 ベストアクトはHAIMだ!!
ハイムは、フジロック2025のクロージングにふさわしいアクトで時間を忘れさせるような没入感のあるライブであっという間の1時間15分であった。
次は、新作『I Quit』を掘り下げたセットで単独来日公演を希望する。





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