フジロック2025|注目の新人ロイヤル・オーティス、ホワイトステージで輝いた初来日ライブをレポート
今年のフジロックで最も観るべき、いや“観ておいてよかった”新人アクト、それがロイヤル・オーティスだった。
苗場の夕暮れどきにホワイトステージにロイヤル・オーティスが登場。初来日となった今回のステージは、多くのオーディエンスにとって次世代のインディーロックスターと出会う衝撃的なライブになったはずだ。
*ロイヤル・オーティス(Royel Otis)はロイエル・マデルとオーティス・パブロヴィックの2人によって結成されたオーストラリア発のインディーロック・デュオ、
バンド名はそのまま2人の名前を組み合わせたもの。

夕暮れのWhite Stageにぴったりだった。Royel Otisによる圧巻のステージ
ロイヤル・オーティスのステージが始まったのは、苗場の風が心地よくなりはじめた夕暮れ時のホワイトステージ。すでに多くの観客が詰めかける中、1曲目からライブ映えするグルーヴとメロディセンス、そして圧倒的なパフォーマンス力でオーディエンスの耳を惹きつけていった。
新作『hickey』に収録予定の新曲「Car」ではすでにフロアバンカーなアンセム化しており熱量で応えていたし、「I Wanna Dance With You」では、ホワイトステージ特有の開放感と哀愁がシンクロし、記憶に残る瞬間がいくつも生まれていた。
驚くべきは、現時点では複数のEPと1枚のアルバムしかリリースしていないはずなのに、音も止めずに次から次へと名曲が飛び出す展開。どの楽曲も原曲以上の魅力を感じさせるアレンジが施されていて、より力強くなったドラムのビートや、疾走感のあるギターリフ、そしてスター性を宿したフロントマン・ロイヤルの歌唱力など、ライブ中に飛び出す楽曲はどれも音源を超える完成度に仕上がっていた。耳だけでなく、心まで引き込まれるようなライブだった。

ロイヤル オーティス フジロック 2025 ライブセットのハイライトは“Linger”と“Oysters In My Pockets”
オーディエンスの心をぐっと掴んだのが、The Cranberriesの名バラード「Linger」の名カバー。アコースティックギターとオーディエンスの手拍子だけで構成された本楽曲は、ロイヤルの歌唱力がより際立ち、そして我々の心に強く印象づけた。
ラストを飾ったナンバー「Oysters In My Pockets」。テンポを上げたアレンジで疾走感マックス。バンドとオーディエンスが一体となり、まさにクライマックスにふさわしい華やかな締めくくりとなった。

来月にはセカンドアルバム『hickey』も控えるRoyel Otis
今回のフジロックは、セカンドアルバム『hickey』のリリース直前というタイミング。
先行シングル「Car」や「Say Something」の仕上がりからもわかる通り、彼らはThe 1975のようにワールドワイドな人気を獲得するポテンシャルを持っている。
「Royel Otis 大ブレイク目前。今見れてよかった」
会場でそうつぶやいた観客の言葉がすべてを物語っている。次はぜひ、2nd アルバムhickeyを引っ提げた単独ツアーとして1日でも早く日本に戻ってきてほしい。





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