ロイヤル・オーティス、2026年来日公演ライブフォト|ライブレビュー

フジロック2025最終日、ホワイトステージで初来日とは思えない伝説的なパフォーマンスを披露し、大きな話題を呼んだシンセポップ・デュオ、ロイヤル・オーティス。その勢いのまま、初の単独公演が豊洲PITで実現した。
完全ソールドアウトではなかったものの、会場はほぼ満員。海外での評価の高さを物語るように、外国人ファンの姿が多かったのも印象的だった。
そんなフレッシュさとエモーショナルさが共存する、圧巻のライブの模様を写真とともに振り返る。

フジロック2025のステージとは違う新作『Hickey』を軸にしたセット
今回の来日公演は、最新作『Hickey』のオープナーである「I hate This Tune」で幕開け。イントロが鳴った瞬間、観客の身体が一斉に反応する。「I hate This Tune」の疾走感と高揚感が重なり合い、会場は一気にRoyel Otisの世界へ引き込まれた。
フジロックのステージですでにアンセムとなっていた先行シングル「Car」や「Say Something」はもちろん、「Who’s Your Boyfriend」や「Moody」といった楽曲も次々と披露され、オーディエンスを惹きつける。どの楽曲もインディーロックの現在地を更新するような鮮度を感じさせる仕上がりで自然と音に引き込まれ、ロイヤル・オーティスのサウンドにのめり込むように揺れていた。

Royel Otis、カバー曲が生んだハイライト
中盤のハイライトはカバー曲だった。それもただのカバーではなくロイヤル・オーティスらしさが映えており、原曲をリスペクトした上での名カバーとなっている。
The Cranberriesの“Linger”では、原曲の持つ切なさを丁寧にすくい上げながらも、ロイヤル・オーティス流に再構築。エモーショナルなメロディーがフロアを包み込み、会場は静かな熱狂に包まれた。
そしてSophie Ellis-Bextorの“Murder on the Dancefloor”では一転、ディスコグルーヴが爆発。会場は完全にダンスフロアと化す。もはやカバーという枠を超え、彼らの持ち曲のように響いていた。

Royel Otis、注目すべきはステージ演出。ピンクに染まる東京へのラブレター
ステージ後方の巨大スクリーンには、フジロックの時と同じくピンクを基調としたビジュアルとメッセージが投影される。今回は、単独公演ならではの青春の甘酸っぱさを感じるメッセージが映し出された。
“Welcome to the show”
“Meet me in Tokyo”
“Tokyo you’re so F*ucking gorgeous”
その言葉はどこか無邪気で、どこかロマンティックだ。ロイヤル・オーティスらしい映像演出とサウンドが重なり合い、青春の一瞬を切り取ったような空間が広がっていた。

次世代インディーロックを牽引するバンドは、Royel Otisだと確信した一夜
インディー・ロックの一時代を築いたVampire Weekendがそうだったように、Royel Otisもまたインディーロックシーンを牽引する存在になるのは間違えない。次の新作ではどのような化け方をするのか。想像はできない。一つ確かなことは、次に日本に戻ってくる時、そのステージはさらに大きくなっているだろう。

Royel Otis、2026年来日公演東京豊洲PITセットリスト
気になるロイヤル・オーティス、live2026 セットリストについては近日公開予定


コメント