ライブハウス減少に警鐘!!ザ・1975 マット・ヒーリーが訴える“文化の危機”とは?
UK音楽シーンの未来を左右する危機が、今静かに進行している。
ザ・1975のフロントマンマット・ヒーリーが、イギリス各地のライブハウスの減少がもたらす深刻な影響について、改めて強い警鐘を鳴らした。

マット・ヒーリーが語る“草の根運動のカルチャー”の重要性
マット・ヒーリーは、2025年9月26日〜28日にUK各地で開催されるSeed Sounds Weekenderを支持する声明の中で、次のように語った。
「地元のライヴハウスは、バンドが経験を積む場所であるだけでなく、本物のカルチャーの土台となる場所。もしもなかったら、オアシスも、ザ・スミスも、エイミー・ワインハウスも、そしてザ・1975も生まれなかった。沈黙しか得られない。」
さらにヒーリーは、ライブハウスの閉鎖が続く状況を「文化の経済基盤の剥奪」と位置づけ、以下のように続けた。
「草の根の会場に対する資金が減っているのは、創作活動が特権階級のものだけになりつつある危険な兆候すぐに利益を生むアートしか生き残れない世界になる。」
ライブはアリーナではなく、裏路地から始まる
今回のSeed Sounds Weekenderは、名もなきアーティストたちが最初に立つ“種”となるライブハウス=Seed Venuesを支援する目的で開催される。
マット・ヒーリーはこのフェスティバルのアンバサダーも務めており、声明の中でこう述べている。
「音楽はアリーナや会議室からではなく、裏部屋、パブ、地下室、愛と信念で運営される場所から始まるということを、私たちに思い出させてくれるフェスティバルです。」
ナイト&デイ・カフェの裁判でも支援の姿勢
マット・ヒーリーは以前から、草の根ライブハウスを守る活動を続けてきた。
2022年には、マンチェスターの老舗ライブハウス「ナイト&デイ・カフェ」が住民からの騒音苦情により存続の危機に陥った際、ヒーリーはSNSを通じて「この件は棄却されるべき」と強く主張。
報道によれば、彼は苦情を申し立てた住人のアパートを買い取ろうとしたとも伝えられている。
最終的に、裁判所は地域性や用途の変化を考慮し、ナイト&デイ・カフェは営業を続けてよいという判断を下している。

オアシスも支援へ。マンチェスター公演収益を地元ライブハウスに寄付
こうした流れを受け、伝説的UKバンドオアシスも動きを見せている。
マンチェスターでの公演収益が、地元ライブハウスの支援資金として使われることが明らかになった。
これにより、名もなき新進アーティストたちが活動を続けられる環境が再び築かれようとしている。
“カルチャーの土台”を守るには?音楽ファンにできること
マット・ヒーリーが訴えるように、ライブハウスはただの演奏会場ではない。
それはカルチャーの現場であり、次世代の才能が生まれる場所だ。
現場に足を運び、小さな音楽にも耳を傾けること。
それこそが、未来のスーパースターを支える一歩になるのかもしれない。



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