Charli xcx、John Caleと共作によるシネマティックで劇的な新曲“House”を公開
チャーリーXCX、新境地となるシングル“House”をリリース
チャーリーXCXが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの伝説ジョン・ケイルとコラボレーションした新曲“House”を発表した。
本作はエメラルド・フェネル監督による映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』のために書き下ろされたアルバムからの第一弾シングル。チャーリーXCXにとって、“BRAT(ブラット)”の攻撃的なクラブ・サウンドから“映画的で劇的な音世界”へと踏み込む、まさに新章の幕開けとなる一曲だ。

ストリングスとゴシックな音像 ─ “エレガントでありながら残酷”な世界観
“House”は、ストリングスを大胆に取り入れた重厚な構成で、
イギリスの湿原“ムーア”を思わせるような陰影と、
緊張感あふれるサウンドが印象的だ。
ジョン・ケイルによるスポークン・ワードが楽曲に不吉な影を落とし、
チャーリーのボーカルがその闇を切り裂くように響く。
「“エレガントでありながら残酷”──その言葉が、この曲のすべて」
とチャーリーは語る。
彼女は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドキュメンタリーで
ケイルが発したこのフレーズに強く惹かれ、
直接コラボレーションを申し出たという。

映画『嵐が丘』とリンクする“情熱と痛み”のテーマ
本作は、フェネル監督の映画『嵐が丘』のために制作されたサウンドトラックの一部。
チャーリーは次のように制作経緯を明かしている。
「昨年のクリスマス、エメラルド・フェネルから突然電話があったの。
『嵐が丘のために曲を書いてくれないか』って言われて、脚本を読んだ瞬間に心を奪われた。
情熱、痛み、泥、風、そして冷たさ──それらを音にしたかったの」
“House”では、その“情熱と痛み”が交錯するように、
クラシカルなストリングスとエレクトロニクスが溶け合い、
ゴシックでシネマティックな美しさを放っている。

Charil XCX、新曲Houseミュージック・ビデオはミッチ・ライアンが監督
公開されたミュージック・ビデオは、ミッチ・ライアンが手がけている。
チャーリーが自身の肌に蝋を垂らすという印象的なカットを中心に、
閉ざされた屋敷での孤独と狂気、欲望の象徴としての“House”というテーマが描かれる。
映像は白と黒、光と影が交錯するアートフィルムのような質感で、
まさに映画『嵐が丘』の世界観と共鳴する仕上がりだ。
“BRAT”から次のフェーズへ ─ チャーリーXCXの進化
チャーリーXCXは2024年、アルバム『BRAT』で商業的にも批評的にも
キャリア最大の成功を収めた。
しかし本人はすでに新たな音楽性へと進んでおり、
最近出演したグウィネス・パルトロウのポッドキャストでこう語っている。
「ストリングスを使って、もっといろいろな感情を試している。
次の作品は“クラブ”ではなく、“映画”の中にいるような音になると思う。」
まさに“House”はその延長線上にある作品。
電子音とクラシック音楽の融合という新しいステージで、
チャーリーXCXは再びポップの定義を塗り替えようとしている。
『嵐が丘』の公開スケジュール
映画『嵐が丘(Wuthering Heights)』は、
イギリス公開:2026年2月11日
アメリカ公開:2026年2月13日
主演はマーゴット・ロビー(キャサリン・アーンショウ)、
ジェイコブ・エロルディ(ヒースクリフ)。
サウンドトラック全編を通して、チャーリーXCXが中心的に音楽を手がけており、
“House”はその中でも象徴的な一曲になると見られている。
また、チャーリーは俳優としても活動を拡大しており、
エイダン・ザミリ監督のドラマ『ザ・モーメント(The Moment)』への出演も決定している。




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