『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ 徹底解説』
MCUが満を持して送り出す10年ぶり3回目のリブート作『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ』
本作は、これまでのファンタスティック・フォー作品と明らかに一線を画す新機軸で構成されており、マーベルファンはもちろん、MCUシリーズ初見の観客でも楽しめるようなマルチバースとは関係ない世界線で作られているので2025年公開マーベル映画でも一番敷居が低く見やすい作品だ、
本記事では、この新作がなぜ特別なのか、過去4作との違いを交えながら、5つの注目ポイントに絞って解説。本題に入るまでに、まずは歴代の『ファンタスティックフォー』をおさらい!
映画『ファンスティック・フォー』歴代シリーズのまとめ
『ザ・ファンタスティック・フォー』 1994年
非公式ながら原作愛を感じる元祖ファンタスティクフォー。現在は配信のみで視聴できる幻の作品
『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』2005/2007年
個人的には大好きなシリーズだが、評価は低め。ヒューマントーチ役に初代キャプテンアメリカ(クリス エヴァンス)が出演
『ファンタスティック・フォー』2015年
ダーク・シリアス演出で批判相次ぐ、一般的な評価はこれまでのファンタスティクフォーシリーズでいちばん低い印象。マイルズ・テラーやマイケル・B・ジョーダンが出演するなど今をときめく若手俳優が出演

ファンタスティック・フォー ファーストステップ:歴代シリーズと異なる5つの注目ポイントを徹底解説
1. 新テーマ「家族か、全人類か」の究極選択!スーの妊娠が物語の鍵に
これまでのMCU作品ではあまり描かれなかった“家族”というテーマにフォーカス。
スー・ストームが妊娠しているという大胆な設定が、物語の軸として大きな緊張感を生んでいる。本作のメインヴィラン-宇宙神ギャラクタスに交渉材料としてスーの子どもが狙われ、「家族を守るか、地球を救うか」という究極の選択を突きつけられる。
MCU作品史上初の家族愛が描かれており物語をよりシリアスに、そしてドラマチックに仕上げている。

2. 1960年代風のレトロフューチャーな世界観に没入
舞台は並行宇宙「アース828」。真空管テレビ、チューブ式のコンピュータなどレトロでアナログなデザインで溢れながらも、空飛ぶ車などその時代にそぐわないハイテクデザイン(スチームパンク)的要素を含む、レトロフューチャーの美術設計が秀逸。
このアーティスティクな世界観を作り上げたのは、『ワンダヴィジョン』のマット・シャックマン監督。監督名を聞いて納得できるはずだこれまでのMCU作品においても類をみない新たな美的価値をもたらし、視覚的な満足度上げるのに寄与した人物だ

3. ジュリア・ガーナーが熱演!女性版シルバーサーファーの登場!
2007年作『銀河の危機』やフィギュアなどこれまでの作品イメージからシルバーサーファーの性別は男性の印象だった。しかし、今回は男性ではく女性版シルヴァーサーファーが登場している。
シルヴァーサーファーが女性として登場するのは、過去シリーズとの差別化を狙った意図的な変更でありながら、実は原作コミックにも忠実な設定でもあるのだ。というのも原作でも女性のシルバーサーファーが登場しており、違うアースでは男性のシルバーサーファー(ノリン・ラッド)の恋人のシャラ・バルが、ギャラクタスから力を貰ってシルバーサーファーになっている。

4. ようやく登場!本格的に描かれた宇宙神ギャラクタス
宇宙神ギャラクタスというマーベル作品中でも頭ひとつ抜けるメインヴィランがいながらもファンタスティクフォー:銀河の危機で微かにしか登場しておらず、しかも姿を認識できるほどガッツリと描写はされていない。『ファーストステップ』ではギャラクタスの神格的な存在感がフルスケールで描写されているのでコミックファンなら間違いなく歓喜するはず。
また、本作では倒すことができなかった宇宙神ギャラクタスの行方についても今後の展開が何かしらあるはずだ。

5. ドクター・ドゥームが「登場しない」異例の展開
ファンタスティック・フォーといえば、常に付きまとうヴィランが“ドクター・ドゥーム”。
しかし本作では、本編にドクター・ドゥーム不在というこれまでのファンタスティック・フォー作品では例がない異例の展開を魅せる。エンドクレジットでようやくサラッと姿を見せるものの、この世界線(アース828)ではファンタスティック・フォーとヴィクター(ドクター・ドゥーム)がまだ出会っていない設定。今後、どういう経緯で対立関係になるのかが気になるところで、スーの子どもで“蘇生の能力”を持つフランクリンが、アベンジャーズ/ドゥームズデイに繋がる鍵になるのかもしれない。
*アベンジャーズ/ドゥームズデイのメインヴィランは、ドクター・ドゥームでキャスティングになんとロバートダウニーJr.が決まっている

MCU 新章の鍵を握る重要作 ファンタスティク・フォー ファーストステップ
『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ』は、
これまでのMCU作品にはない家族愛をテーマにした
ファミリードラマを中心に、レトロ・フューチャーなデザイン、そして大胆な再解釈が融合した挑戦的な作品。
これまでのファンはもちろん、これからMCU作品に触れる人にとっても、“新しい入口”として最適な一作といえるだろう。




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