Radiohead 2025年ライブツアーは、初日と2日目で14曲違うサプライズ要素のセットリストが話題に。
セットリストが毎晩進化する“生きたステージ”
伝説的ロックバンド レディオヘッド(Radiohead) が、
およそ7年ぶりとなるワールドツアーをスペイン・マドリードで開幕させた。
現地時間11月4日、モヴィスター・アリーナで行われた初日公演では、
LEDライトの壁に囲まれた円形ステージを舞台に、観客を360度から包み込む圧巻のパフォーマンスを披露。
そして翌日の11月5日公演では、初日から14曲を入れ替えた大胆なセットリストでファンを驚かせた。7年ぶりの復活にして、まさに「毎晩が別のショー」と言える、実験的かつダイナミックなステージ構成で再始動を果たしている。

レディオヘッド、2025年のヨーロッパツアーはセットリストを“毎晩変える”
今回のツアーは、マドリードを皮切りに、ボローニャ、ロンドン、コペンハーゲン、ベルリンと続くヨーロッパ5都市ツアー。
各地で4公演ずつ開催される予定で、期間は12月12日まで続く。
注目すべきは、トム・ヨークが語ったように「バスキングのようなアプローチ」を取り入れた点だ。
およそ65曲の候補曲の中から、毎晩ステージ直前にその日の気分で構成を決定。
初日と2日目でオープナーとアンコールの楽曲が違い、全14曲が異なるというセットリストの刷新ぶりは、ファンにとって大きなサプライズとなった。
特に注目を集めたのは、『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』(2003)収録の「Sit Down, Stand Up」。実に21年ぶりのライブ演奏となり、イントロが流れた瞬間に会場は歓喜に包まれた。

トム・ヨークが語る「未来は考えない。ただ、今を鳴らしている」
今回の円形ステージは、観客に囲まれた状態での“360度パフォーマンス”。
どの角度からも照明と映像演出を楽しめる設計になっており、
レディオヘッド特有の没入感とサウンドスケープを極限まで引き上げている。
ジョニー・グリーンウッドはツアー前にこう語っていた。
「新曲を演奏するかどうかは分からない。今は、ただこの瞬間の音を鳴らすだけなんだ」
さらにトム・ヨークも続ける。
「この場所に戻ってこれたことが奇跡のようだ。先のことは考えていないよ」
再結集した5人──トム、ジョニー、エド、コリン、フィル──の姿に、
“現在進行形のレディオヘッド”を見たという声がSNS上でも多く寄せられている。
ファンを虜にする“変化するステージ”
ロック史に名を刻んだレディオヘッドが、
まるで即興のジャズのように構成を変化させていく今回のツアー。
初日と2日目でオープニング曲もエンディング曲も入れ替えるという大胆な演出は、
昨年のレッド・ホット・チリ・ペッパーズ東京ドーム公演の“10曲変更”を超える規模。まさに“その日、その瞬間にしか存在しないライブ”を体現している。
観客は同じ曲を待つのではなく、
「今日、どんな音が鳴るのか」という緊張と興奮を楽しんでいるのだ。

未来に向けて進化し続けるレディオヘッド、その旅の始まり

2018年以来となる今回のツアーは、単なる再始動ではない。
それは“過去の焼き直し”ではなく、
今なお進化を続けるバンドとしての再出発の第一歩だ。
円形ステージ、即興的な構成、そして予測不能な選曲。
どれもが「次に何が起こるかわからない」という、
レディオヘッドらしい緊張感と創造性に満ちている。
彼らの音楽が再び鳴り響く今、
ファンは“未知の旅”の始まりを目撃している。

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