THE VENOM LAST DANCE
若干のネタバレあり?ヴェノム ザ・ラストダンスで起用された楽曲
近年のマーベル作品は俳優の起用だけはなく、劇中挿入歌に関しても万人受けする選曲、そしてそれらを効果的且つ、印象的に使うのがあまりに上手い。今回は、ヴェノム:ザラストダンスにてシーンを盛り上げる起爆剤として起用された楽曲やエモーショナルシーンへの感度を高めるのに大きな寄与を果たした劇中挿入歌4曲を紹介する。
QUEEN – Don’t Stop Me Now
QUEENの名曲によって疾走感とコミカルさが際立つシーンへ様変わり
疾走感あふれるシーンとして起用されたのがQUEENの名曲『Don’t Stop Me Now』。誰もが知るQUEENの名曲をバックにヴェノムが馬に寄生してが荒野を駆け抜けるシーンは、疾走感とヴェノムに振り回されるエディによるコミカルな一面が効果的に表現している印象的な場面。
David Bowie – Space Oddity
不安が積もる車内では、ボウイの名曲が鳴り響く
エディとヴェノムがベガスに向かう道中でヒッピー家族レックス一家に出会い、ラスベガスまで車に乗せてもらうことになる。ベガスへ向かう道中車内で家族ともに歌い合っていたのは楽曲が、デビッド・ボウイの「Space Oddity」。エリア51への期待とレックス一家不安を描き出すのにこのを効果的に使われている。
ABBA – Dancing Queen(Chris Varvaro 2024 Remix)
ラスベガスで運命的な出会いを果たしたシェンさんとのダンスでまさかの展開へ発展
リミックス版ABBAの名曲「Dancing Queen」に合わせてヴェノムとチェンさんがダンスを披露する場面は、予期せぬサプライズとスリルを呼び起こす。現代的なアレンジを加えたABBAの名曲が不幸を呼ぶ形になり、結果ヴェノムの命運を変える展開へ発展。文字通りラストダンスとなる。
Maroon 5 – Memories
ヴェノムとの約束。決して君を忘れない。
エディが失ったヴェノムを思い出しながらニューヨークを歩く感傷的なシーンに、マルーン5の「Memories」が流れる。大切な日々の記憶が彼の心に蘇り、観客に思わず涙を誘う。エディとヴェノムの関係性、喜びも苦しみも共有してきた日々が、マルーン5の名曲と共に走馬灯のように映し出される。*本楽曲は、バンドのリードシンガー、アダム・レヴィンの友人で、長年バンドのマネージャーを務めながら40歳の若さで急逝されたジョーダン・フェルドスタインへの追悼の気持ちが込められた曲と言われており、エディの心境と反映した楽曲としてはこの上ない選曲だ。
Post Malone ft. Morgan Wallen – “I Had Some Help”
これまではたくさんの人に助けられてきたんだ
清々しいラストを飾れるビルボードのトップを飾る旬なアーティストと楽曲をHook Up!エンドロールを飾る楽曲は2024年を象徴楽曲の一つでありポスト・マローンとモーガン・ウォーレンによるの『I Had Some Help』。劇中の余韻が残しつつも楽曲が持つ清々しさによって前向きな気持ちにさせる。
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